チャイナストックガイド

中国株の株価差

 中国本土で登記された企業は、上海市場や深圳市場に人民元建て取引のA株や外貨建て取引のB株を上場できる。一つの企業がA株とB株の2種類を上場させることも可能だ。さらに、A株やB株を中国本土の市場に上場している企業が、香港市場に香港ドル建て取引のH株を上場させることもできる。

 これらの株式はA株、B株、H株など異なる名称で呼ばれるものの、取引通貨や上場先が違うだけであり、すべて同じ権利を有する普通株だ。一つの企業がA株、B株、H株を発行している場合、どの株式であろうが、1株あたりの配当金は同じ金額となる。だが、それらの株価には、価格差が存在するのが一般的だ。

上海電気の2013年本決算

 たとえば、上海電気は香港市場にH株(02727)、上海市場にA株(601727)を上場している。

 その2014年末の終値をみると、H株が4.13香港ドル、A株が8.25人民元であり、為替レートが1人民元=1.2497香港ドルだったことを考慮すると、A株の株価はH株の株価の約2.5倍ということになる。当然、投資指標も違ってくる。このような価格差は、A株とB株、B株とH株の間にも発生する。

 価格差が発生するのは、それぞれのマーケットの環境や投資家層が違ううえ、株式を交換できないことが原因だ。それゆえに、中国と海外の資本取引や人民元取引に自由化の動き、つまりマーケットの一体化の動きが出ると、株価差発生の原因が解消され、同一価格に収斂するとの思惑が高まる傾向にある。こうした価格差は中国株投資の重要な参考指標となる。


「滬港通」(上海・香港・ストック・コネクト)

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