チャイナマンスリーレポート

2月号

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2006年2月8日 内藤証券中国部

江鈴自動車(200550.SZ)

江鈴自動車(200550.SZ)の株価(ブルームバーグ社データより)
江鈴自動車(200550.SZ)の株価(ブルームバーグ社データより)

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小型車メーカー、いすゞ、フォードと提携

江西省南昌市を本拠地とする小型車メーカー。主力製品はJMCシリーズの小型トラックと「全順」(トランジット)シリーズのボックスバン。75%出資の江鈴五十鈴汽車有限公司はいすゞ自動車との合弁で、6~8万元クラスの小型トラックなどを生産。2004年の売上高はグループ全体の19.5%、純利益は同32%を占めている。「全順」は第2位株主の米フォード社(持株比率は29.96%)から導入。売上高は05年1~11月でグループ全体の約25%、純利益は約40%まで拡大。そのほか、ピックアップトラックやSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)、関連部品も生産・販売している。

ボックスバンが好調

業界全体では生産能力は過剰。値下げ競争が激しく、企業収益が圧迫されるなか、同社は数少ない勝ち組み企業として成長を続けている。05年1~9月期は14.5%増収、38.3%増益を達成。「全順」の売れ行きが好調なためだ。同車種は銀行、病院など従来の顧客のほかに、客運、商務、通勤などにも対応。トラック規制のある都市部で、物流企業からの需要も大きい。価格は17~18万元台が中心。粗利益率が比較的高く、業績への貢献度は大きい。05年は値下げを実施したが、販売の拡大、国産化、合理化の進展によるコストダウンでカバー。05年通期では、18.1%増収、39.8%増益を予想する。

キャッシュリッチ、前期中間配当実施

他社は乗用車への投資を急拡大させるなかで、同社は性急な投資を控えた上で、商用車に投資を集中。キャッシュフローは05年1~9月期で6億元超。これまでの積み上げもあって、手元資金は同年9月末で17億2,962万元に上った。投資家からは財務の安全性が高く評価される一方で、増配要求も高まった。結果的に、非流通株解消に絡んで、同社は中国企業としては極めてまれな中間配当を実施(06年1月)している。

07年以降の成長に注目

中国商用車市場での積極展開を目指すフォードは新たに役員を送り込んだほか、新型「全順」と新しいハイエンド車種を2007~2008年にかけて売り出す計画。2006年は生産能力がそれほど増えず、業績は伸び悩む。ただし、中央政府は消費拡大策を採っており、需要の多様化が進む都市部で商用車需要の拡大が見込まれる。2007年以降は、生産量は拡大へ。2007年は13.5%増収11.1%増益を見込む。(陳)

業績推移と投資指標
業績推移と投資指標

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