上海街角だより

開発進む万博跡地

 4月28日に、上海意大利中心(イタリアセンター)がオープンしました。

 アート、グルメ、デザインなどのイタリア文化を紹介し、中国とイタリアのビジネスを促進するスペースとして利用されるとの事で、今後、ここで色々なイベント等も行われる模様です。

 このイタリアセンター、実は上海万博のイタリア館をリニューアルしてオープンしたもの。

 元々、万博後も保存し、利用する事を考えて建てられた「一軸四館」万博軸、中国館、万博テーマ館、万博センター、万博演芸センター(現、上海メルセデス・ベンツ・アリーナ)以外にも、こうした形で万博後も残る建物もあれば、万博後、パビリオンが撤去された後に新たに建設されるビジネスパーク、マンション等もあります。


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 上海万博跡地は上海の再開発の中心エリアであり、その中でも更に「一軸四館」が中核です。世博軸の西側、万博開催時はBエリアと呼ばれていた地域はビジネス開発区として、また万博センターとテーマ館の間には、上海で初のホテル群が建設(2015年完成予定)される予定です。



 現在、最も活用されている万博跡地エリアの建築物は上海メルセデス・ベンツ・アリーナでしょう。国内外のアーティスト、楽団、劇団等の大きなイベントで使用され、上海大舞台に替わり上海のエンターテインメントのステータス的な建物になろうとしています。

 地上に着陸した空飛ぶ円盤の様な特徴的な建物には、シネマコンプレックス、スケートリンク、展望台、レストラン街もあり、コンサート等が無い日でも、カップルや家族連れで賑わっています。


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 夜間はライトアップされ、昼とはまた違った意味でUFOっぽく見えるメルセデス・ベンツ・ホール(2030年までのネーミングライツです)。



 次いで上海の新たなランドマークとなっている中国館、空港から市内へ至る高速道路上からも見える特徴的な建物は2011年5月までの再オープンの際も、連日長蛇の列を作る人気を集め、今後も定期的に展示品目を変える等しつつ期間公開されていく事になっています。


 現在は、入場出来ませんが、周囲で写真を取ったり、その目で見ようと側に行く人がかなり存在します。


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 上海の新たなシンボル万博中国館。伝統的要素と近代的建築デザインの融合という事で「中国らしい建物」として、国内外の観光客の目をひきつけています(写真は万博開催期間中の様子)。



 世博軸(万博大通り)は大型ショッピングモールとして、このエリアだけでなく、上海の新たな商業の中核として多くの人を集める事が期待されています。万博期間中に人気を集めたレストラン等も再度の出店を検討している等の話も聞こえてきます。

 周辺の開発が進むにつれ、更にその重要度は増していくことでしょう。


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 世博軸(万博大通り)は年内再オープン予定。総合商業センターとして、年間30億元の営業収益が期待されています。



 ビジネス開発区は、既に国有中央企業13社が拠点として土地を購入する等、70以上のプロジェクトが進行し、年1.1兆元を超える収益が予測されています。現在の上海は陸家嘴に高層ビルが集中し、金融をはじめとするビジネスの拠点となっていますが、今後はこのビジネス開発区が上海のビジネスの中核となっていくと思われます。

 既に地下鉄(エリア内を通るものが2路線、周辺を通るものが4路線の計6路線)を含む各種交通機関、道路等は整備されているエリアですので、大規模開発につき物なインフラ不備、アクセス混乱等はありません。

 浦東、浦西、両エリアにまたがる開発区は裏東側は陸家嘴の南、浦西側は外灘、豫園の南と上海観光の拠点としても適しています。

 更に新しい顔を獲得しようとしている上海を、間近で見るのも刺激的で楽しめるのではないでしょうか。定番の観光コースから、少し足を伸ばしてみるのもどうでしょう?


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