上海街角だより

上海D.I.Y事情

  最近では最初から内装がある程度施されたものが発売されるようになってきた中国のマンションですが、基本的には内装は自分でやるか手配するもので購入時には配線・配管が剥き出しで壁面、床面の素材がそのまま晒された状態なのが普通です。

 壁紙だけでなく、剥き出しの壁面にドリルで穴を開けて棚やタンスを据え付けたり、端を切断しただけの状態で天井から出ている電線の先に照明を繋いで、天井に固定したりするのも、全部マンション購入者の仕事です。

 元々が自分で施した内装ですから、ちょっと気に入らない所が有ったり、具合の悪い箇所が出てくれば自分でさっさとやってしまうのは当たり前、住宅地の側にはそういった配線や配管、その他諸々の建築資材を売るお店があるのは当たり前ですし、ネット通販や大規模なDIYショップでそうしたものを購入する事も出来ます。

 こうした事で日本だと専門の業者に頼む様な事を自分でしてしまう人も多く、都会に出て来た民工の人もそうした工事を手伝ったり、場合によっては横で見てただけでも「自分はそれを出来る」と仕事を見つけるのに売り込んだりする時に主張したりもします。

リフォーム前、リフォーム後

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  こうした自分で何かをやるという事は従来、生活の為という意味合いが強かったのですが、中国も都市化が進み、高齢者が増えたりした事もあって「余暇」が生まれたり、経済的に余裕を持つ人が増えたりと、これまで専門職の人間が行って来た工芸・美術等の分野を趣味で自作で楽しむ人が増えてきていて、老人大学や、地域のサークルなどでそうした講座を開く場所も、特に上海ではかなり見かける事が出来ます。


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 中国の通販サイトなどで「DIY配件(DIY部品)」と入力すると実に様々なものがヒットします。

 日本でも若い女性等が行っている携帯電話のデコレーション用素材や、ビーズや石を用いた紐や革紐を通して作るアクセサリの素材もあれば、中国でのお土産としても人気の篆刻による判子作成の道具や練習素材、紐とメノウや玉石を使った伝統的な飾り紐等、中国の伝統的な工芸品、家具や住宅の内外装と日本人の抱くDIYより範囲が広いのが中国のDIYです。

 彫刻刀から石を固定する台、練習用の石までセットになった篆刻の入門セットが100元以下、紐細工の部品などはひとつ一元以下のものも珍しくありません。

 ちょっと変わったお土産として、こうした中国のDIY用品などというのも面白いかもしれません。


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