上海街角だより

カラフルな上海

 最近は持っていて当然という感じになっているスマートフォン。

 少し前のiPhoneに迫る勢いで注目を集めているのが小米、特にお手軽な価格の紅米です。

 その名前もあって、いくつかあるカラーの中でも赤の人気と認知度が高く、紅米以外のスマートフォンの広告にさえ、赤い本体カラーの写真が使われたり、「紅米以上の性能!」と比較対象に持ち出されたりしています。


 このITでの紅米旋風、ノートパソコンやタブレットコンピュータにも広がりそうな雰囲気で、新色に鮮やかな赤を用意した製品が増えることになりそうです。

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 もともと、中国では建築物などにも見られる様に「赤」という色はかなり用いられている上に、食事、特に軽食を扱うお店の看板が黄色地に赤の文字、あるいは逆の組み合わせであることが多いことから、街中に赤は氾濫していますし、上海でも多く見かけられます。

 マクドナルドが中国でも受け入れられた原因のひとつにマクドナルドの看板、赤地に黄色のMの字の看板があるのではないでしょうか?

 黄色地に赤、あるいは赤地に黄色は中国人にとって食欲を刺激する色の組み合わせと言えるかもしれません。


 鮮やかな赤とは対照的にすっかり街中に溶け込んで、その見かける頻度の割りに目立たないのが中国郵政の深緑です。

 ポストは言うまでもなく、配送に用いられる車輌や自転車、郵便局の看板に至るまで、同じ深緑が用いられています。

 普段の生活では「こんなところにもポストが」と目にするポストですが、いざ手紙等を出そうとすると見つからず、結局郵便局まで行く羽目になる上海の人も多いです。街中に調和しているが故の弊害と言えるでしょうか?


 同じ緑でももう少し鮮やかな緑と白の組み合わせは薬局に用いられていることが多いです。上海の街中では車椅子に乗ったお年寄りと散歩する家族を良く見かけますが、中国の薬局では割と普通に車椅子が売られています。元々、中国で暮らしている人には特に気にならない光景ですが、外国から訪れる人からすると珍しいようで、自分の見たものを確認をする様に中を見ている観光客なども見かけます。

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 上海の町並みにもすっかり馴染んだコンビニも、激しいシェア争いがおこなわれていますが、これまでのオリジナル商品、価格、出店場所といった面からデザイン、アメニティなどに気を配った店舗スタイルでの差別化への動きへと変わりつつあります。



 こうした色からくる視覚への刷り込みというものについて、中国でもその影響を色々と考えるようになってきていて、上海でも良く見かけるローソンなどは最近は看板の色を以前のものより濃い色合いに変え、店舗の一部や壁などを木目にするなどして高級感を高めて、他のコンビニとの差別化を狙っているようです。


 元々、ファッションへの関心が高く、かなり早い時期から鮮やかな色彩の、後姿では年齢が分からないくらいの服を着ていた女性に比べて、男性はくすんだ色合いを着ていることの多かったのですが、ここ数年、欧米のスポーツ文化やテレビや映画などの影響もあって鮮やかな色合いの服を着る様になっています。

 街中を歩く人々の色合いも、特に十年くらい前と比較すると一目瞭然と言っていいくらい変化しています。


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元々上海の繁華街、デパートなどには欧米のブランドの出店も多く、そうした店舗でのデザインが、地元の店舗デザインに大きな影響を与えてきた歴史があります。

 旧租界界隈には外国人経営の店も多く、そうした場所はまた一味違った色彩で町が彩られています。


 LED照明の普及で夜でも色鮮やかになっている上海。

 なにせ鮮やか過ぎて外灘と浦東の間の川を行き来していた広告船が禁止されたほど。

 どういう色がどういう所に使われているか、そういったところに注目するとまた違った上海の顔が見えてきます。



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