上海街角だより

花見シーズン到来

 中国は三月から四月にかけて花見のシーズンが到来します。

 梅、桜、桃と上海市内の公園などでも花が開き、平日でも近隣の住人や昼休みなどに近くで働く人たちなどが訪れて美しい花を楽しんでいます。

 市の中心部の場合、街路樹は旧フランス租界などの一部にしか存在せず、それもプラタナスなどがメインなため、並木道を通りすがりにといった形での花見はあまりありませんが、広い庭園を持つホテルや、大学などの教育施設、歴史建築物に指定される様な庭園を持つ欧風建築の民家などを通りがかりに眺めたり、中を通り抜けたりしての花見という形で日常の中、春の訪れを楽しむ人たちも見かけます。

 特に学校には桃が多く、ホテルでは大きな公園や郊外に行かないとあまり見かけない桜が見られたりと、わざわざ遠出してまで見るのは大変だと思う人などにとってはありがたい花見スポットです。流石にホテルでは勝手に飲食をする訳にはいきませんが、中から庭園が見られるなどといった形で、レストランの売りのひとつとなっていることもあります。


上海事務所に近いホテル内の庭園。歴史的な建築物を用いたホテルは市内にも何箇所かあります。観光客だけでなく、地元の買い物帰りや仕事の合間の人たちもくつろいだり、景観を楽しんだりしています。

 さて、上海での花見スポットといえば代表的な場所は公園です。

 日本で言うと自然公園などといった場所に近く、上海の場合、マンションなどに付属した形の遊具施設や大型商業施設のチャイルドコーナーなどがその役割を果たしているため、日本的な児童公園はほとんど存在しません。

 世紀公園、魯迅公園などの大きな公園は元々週末ともなれば多くの人たちで賑わい、様々な趣味に興じたりしながら長い時間を過ごす人たちが多く存在するスポットですが、花見シーズンには更に人が溢れて、露店なども出て知らない人が見ると「今日は何かのお祭り?」と思ってしまうほどです。

 また上海植物園などの植物園は多くの花が植えられており、花見シーズンの人気スポットとなっています。


上海の市街でも様々な花を見ることが出来ますが、郊外や近郊の大型の公園や歴史的な庭園などでは多くの花が咲き乱れて、漢詩に詠われる様な景色を楽しむことが出来、年輩の人たちだけでなく若いカップルなども訪れます。また、結婚用の写真を撮る人も見かけ、休日等には人気の場所では次から次へと入れ替わりで撮影が行われたりもしイベントの用な光景となっています。

 上海共青森林公園などの郊外の大型公園もまた人気がありますが、近年ではレジャー・観光の一般化もあって、更に市の中心部から離れた水郷や、高速鉄道により近くなった他の都市に出かける人もいます。

 観光バスでの郊外への観光ツアーは、元々上海の一般の人たちに人気の娯楽ですが、やはり花見シーズンは特に多くの人たちが集中します。

 最近の傾向としては、ネット、モバイルネットを通じたイベント的な花見も行われるようになってきていることが上げられます。

 もともとの友人、知人との花見でなく、全く知らない大勢の人たちと花見を楽しむもので、これはこうした花見だけでなく、スポーツイベントや趣味の集まりなどでも行われるようになってきており、若者だけでなくお年寄りもスマートフォン片手に「今日は何をしようか?」とこうしたイベントの情報を検索していたりします。

 上海のお年寄りは世界でもトップクラスと言っていいくらいスマートフォンなどにも親しんでいて、「これも出来る」「これは知ってる?」などと日常的に様々な形で使いこなしていて、こちらの方が驚かされることも珍しくありません。

 外国人の参加を盛大に募っているイベントなどもありますので、観光やビジネスで一時的に訪れた人でも参加できることもあります。

 ありきたりの観光に飽きた人などは、そうしたイベントに参加してみるのもいいかもしれません。




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