上海街角だより

上海の寒さ対策

 最近の上海は一気に寒さが厳しくなり、水道管が凍ったり破裂したりといった騒動がマンションなどあちこちで発生しています。

 それでも暖房なしでは命に関わる中国北部の寒さに比べれば、上海の寒さはまだまだといったところで、エアコン以外の暖房がない家も多く見られます。

 今回はそんな上海の寒さ対策について紹介していきます。


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 うっすらと雪に覆われた上海の街並。上海では雪が降っても積もらずに溶けてしまうことの方が多いのですが、稀に道路まで覆われるほどの雪が降ることもあります。

 また、郊外と市内で天気が異なることも珍しくなく、市内には全く雪がないのに屋根に雪を載せた車が走っている、という光景も見られます。


 ここ数年で見られるようになったスクーターや電動自転車の冬の必須アイテムが「スクーター用布団」です。

 これはハンドル部分から体の前面を覆ったもので、形状からして元々は着なくなったり古くなったりしたコートなどを使っていたものから転じて、専用の防寒具として製造されるようになったものだと思われます。

 出始めた頃はかなり奇妙に見えた装備ですが、今ではすっかりと一般化しています。物臭な人などは冬が終わってもスクーターに付けたままにしていて、夏は見ていて暑くなります。

 自動車用では、シガーライターの電源を利用した暖房器具や保温器具が色々と販売されています。電気で暖める靴など、日本人からすると「えっ、こんなものもあるの?」といった様々なアイデアグッズが通販サイトでも販売されています。


 冬の服装はダウンジャケットが多く見られます。冬季限定の商売としてダウンジャケットのオーダーメイドというものもあり、生地と完成見本が並べられ、自分だけのオリジナルを作ることができます。

 靴は冬場用に内側にモコモコの毛がついたものが、ブーツだけでなく普通のビジネスシューズでも売られています。

 また室内用の靴も、モコモコでフワフワな足首辺りまで覆うものが秋口から売られ始め、冬場ともなると店頭の目立つ位置は暖かそうなスリッパや室内靴でいっぱいになります。

 室内用のガウンも冬用の暖かいものが売られており、休日や朝にはガウンのまま買い物に出掛ける人の姿も見かけます。


 電化製品では、エアコンの補助にもなるセラミックヒーターやハロゲンヒーターも売られていますが、電気で加熱するソフト湯たんぽ、座布団サイズの電気毛布といった個人用の暖房器具も多く見受けられます。


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 子供のいる家庭を中心に室内の空気の状態にこだわる人が多く、空気清浄機能の付いたファンヒーターや、臭いなどを出さないオイルヒーターも人気があります。


 日本ではおでんが季節を感じさせる食べ物ですが、上海の場合、一年中コンビニで販売されているため、冬の食べ物といった感じではありません。

 涼皮(米粉から作られたきしめん状の冷たい麺)が街から姿を消すのと入れ替わりに、焼き栗・焼き芋などが店舗や屋台で売られ、火鍋・砂鍋などの鍋料理にも多くのお客さんが集まるようになります。

 スーパーでも鍋用の冷凍食材や生鮮食材が並び、家庭用の「火鍋の素」の売り場スペースが増えたりしています。


 また、最近の流れでは、せめて春節の間だけでも「上海から脱出する」という寒さ対策をとる人もいます。

 タイやベトナムなどの暖かい国に行ったり、季節が反転しているオーストラリアやニュージーランドに行ったり、日本の温泉に行ったり、と一昔前に比べると気軽に海外に旅行に行く人が増えています。

 春節の時期は寒さのピークに近いですし、これはこれで賢い対策なのかもしれませんね。




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