上海街角だより

上海地下鉄案内

 昨今の上海では、まだ本格的な梅雨入り前ですが、雨の日が増え、地下鉄やバス・タクシーなどの利用者が増えています。

 中でも地下鉄は、上海万博をきっかけに拡充が一気に進み、世界でも有数の地下鉄網となりました。

 現在も更なる路線の延長や新規路線の開通工事などが行われ、乗換が便利にできる地域が広がっています。

 今回は、そんな上海の地下鉄について紹介していきます。


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 地下鉄の入り口には、目立つ位置に、白地に赤で地下鉄のマークが掲げられています。新規路線の場合は、出入り口が大きく作られたものが多く、一段と分かりやすくなっています。また、地下鉄駅の周辺道路には「地下鉄○号線」と、近くに地下鉄の駅の存在を示す標識があり、市内で道に迷った時などの目印としても役立ちます。


 上海の地下鉄といえば、1~4号線で、他の路線に比べて長い歴史を持ちます。

 市中心部を南北につないでいる1号線(赤色ライン)は、上海駅や上海南駅を経由しており、他の都市や省から上海に訪れた人々が、市内中心部へ移動する際に利用されています。

 また、南京路・准海路・徐家匯といったショッピングスポットや、ホテル・雑技場など観光にも便利な路線であるため、上海を訪れた観光客にもよく利用されています。

 路線の延長工事が完成した2号線(黄緑色ライン)は、上海を東西に横断する路線で、浦東・虹橋の二大国際空港をつなぎます。ビジネスマンの利用も多いので、出張などで利用された方がいるかもしれません。

 浦東の開発はこの路線をベースとして行われてきた経緯もあり、浦東の観光スポットの多くはこの路線沿いにあります。

 上海市の北東から南西にかけて走る3号線(黄色ライン)は、一部地上を走行する路線です。中国語の語学留学を受け入れている大学や旧日本租界なども近くにあります。また、早朝から日中まで賑わいを見せる魯迅公園では、太極拳やダンス、楽器の演奏や合唱など元気なお年寄りに出会うこともできます。

 環状線の4号線(青紫色ライン)は、上海の地下鉄路線ほぼ全てと接続し、他の路線への乗り換えなどによく利用されます。


 5号線、6号線はそれぞれ1号線、2号線を補うような路線で、あまり観光やビジネスでの利用には向いていないため、日本人にとっては縁遠い路線です。

 7号線、8号線はベッドタウンと市内をつなぐ路線で、近年の不動産価格上昇エリアの拡大要因となっています。

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 地下鉄利用でちょっと面倒な点が駅構内へ入る際の手荷物検査です。空港などと同じX線の検査機器が置かれており、警備員が対応しています。北京五輪に際して導入され、開始当初は人民解放軍兵士が携わり、地下鉄駅出入口にも立哨兵士が立つなど物々しい雰囲気がありました。


 9号線(水色ライン)は、浦東から上海の工業地帯として知られる松江をつなぐラインです。市内から最も近い水郷「七宝」やお手軽登山気分を味わえる「余山」など比較的お手軽に伝統的な中国の観光を楽しめる路線です。

 上海万博を目標として拡充された路線の中で、主力と言えるのが10号線(薄紫色ライン)です。

 虹橋空港に接続し、上海観光の定番である豫園・新天地・日本人駐在員の多い古北・留学生の多い五角場などもカバーしています。上海に滞在する家族に会うついでに、観光ができる便利な路線です。

 これから大いに注目を集めそうな路線は、上海サーキットのある嘉定区へ伸びる11号線(茶色ライン)です。上海ディズニーランドに接続する路線で、開園後は観光客で賑わうことになりそうです。

 また蘇州まで路線を延長する計画もあり、国内外の多くの観光客が利用することが見込まれます。

 他にも浦東から北外灘を通り市内へつなぐ12号線、市を縦断する13号線、リゾートエリアへ接続する14号線に続き、続々と開通、延長、接続工事が行われ、上海の主要部分が拡大していくことになるでしょう。

 交通カードを利用すれば乗り降りも楽にできます。3号線や4号線の一部では地上を走り、景色を楽しむこともできます。

 また、電車の本数も多く、乗り遅れの心配などが不要で、気楽なフリープランの観光にも適しています。

 全駅にホームドアが導入されるなど、日本の地下鉄よりも進んだ点があり、設備や車両も新しく清潔感があります。

 上海を訪れる機会があれば、一度利用してみてはいかがでしょうか?




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