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【中国株レポート】 百麗国際(ベル・インターナショナル:01880)

08.06.18

女性用靴のリーディングカンパニー

中国本土で女性用靴製造販売を主力とする民営企業。Belle、Staccato、Teenmix、Tata、Fato、JipiJapa の6つの自社ブランドを有するほか、Joy & PeaceとBataの2つのライセンス使用を認められたブランドを持っている。中国行業企業信息発布中心(CIIIC)の発表によると、単独ブランドの販売額について、Belleは10年連続で中国の女性用靴ブランド のトップであり、また、Teenmixが4位、Staccatoが8位,Tataが10位となっている。同社の靴事業の販売拠点は直営店だけでも、本土30の省・自治区・直轄市の150都市に広がり、販売店舗数は3,700店舗を超えている。

主力市場は平均単価が60~100米ドルの中級セグメント(Belle、Tata、Teenmix、Senda など)、同100~200米ドルの中・高級セグメント(Joy &Peace、Staccato、Millie’s など)、同200~300米ドルの高級国際ブランドセグメント(Geox、Clarks、Caterpillar など)である。この3つのセグメントは中国の消費高度化に伴って最も成長ポテンシャルが高い分野とされている。

靴販売業界の再編をリード

07年5月に香港市場上場を実現して以来、靴業界で大型M&Aを繰り返してきた。07年8月に4,800万米ドルでFilaの中国本土、香港、マカオにおける商標権及びその他関連資産を買収し、同10月には6億香港ドルで香港女性靴ブランドMillie’s を買収した。その直後の同11月に約16億人民元で江蘇省の大手靴製造・販売企業の森達(Senda)の子会社5社を買収している。また、この2月に香港の大手靴販売業者のMirabell を約17億香港ドルで買収することを発表している。同社はこれまでM&Aを通じて先述の3つのセグメントにおいて、大部分のブランドを傘下に納めており、この3セグメントでは圧倒的な地位を構築している。また、男性用靴では、同社はSendaブランドの買収を通じてClarksの中国における代理販売の60%のシェアを獲得し、また、今後Geoxと中国における独占代理契約を結ぶ予定である。

スポーツウェア小売事業の拡大に期待

スポーツシューズ・ウェアの販売も同社の主力事業の一つであると同時に今後の期待分野。現在同社が販売しているスポーツウェアのブランドはNike、AdidasのトップブランドからReebok、PUMA、Kappa、Mizuno、Converse、李寧などの中堅ブランドに及んでいる。同社はNikeとAdidasの中国における最大の代理販売業者で、中国での販売シェアは25~30%に上る。所得の上昇に加え今年のオリンピック開催によって、中国人のスポーツ参加意識が高まると予想され、スポーツ関連用品業界も好況期を迎えることになろう。スポーツウェア事業の粗利益率は相対的に低いものの、同事業の成長は会社業績全体の拡大に貢献しよう。

販売増とコスト管理の徹底で好業績を持続

07.12期の業績は、売上高が前期比87.1%増の116.7億人民元、純利益が同102.7%増の19.8億人民元となるなど高成長を続けている。同社は06年からスポーツウェアの小売事業を手掛けているが、同事業の粗利益率は35.6%と靴事業の粗利益率(63.8%)より低い。スポーツウェアの小売事業による粗利益が全社の粗利益に占める割合が06年の38%から47%に上昇した結果、07.12期の粗利益率は前期比5.5ポイント低下し50.6%にとどまった。個別事業ベースで見ると、靴事業の粗利益率が前期比0.8ポイント上昇した一方で、スポーツウェア小売事業の粗利益率は同0.2ポイント低下している。

効率化によるコスト削減も順調に進んでいる。在庫回転率は07年において22.8日減の121.8日になり、平均代金回収日数も同2日減の34.9日に縮まっている。販売費及び一般管理費の伸び率が売上高の伸び率を 下回るなどコスト管理も向上。同社は今後の人件費の上昇圧力を低賃金地域における雇用拡大で緩和する計画だ。07年において、同社の既存店ベースの売上高は20%増加しているが、その主な理由は販売数量の拡大と平均販売価格の上昇による。08年も既存店ベースの売上高成長率は20%の水準を維持できると見込まれる。

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