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【中国株レポート】中国糧油控股(チャイナアグリ、00606)

08.10.29

中国の大手農産物加工メーカー

中国本土における農産物の加工・販売および関連業務を手がける。香港上場の中国食品有限公司(00506、旧社名は中国糧油国際有限公司)からスピンオフした。国務院国有資産監督管理委員会の直接管理下にある中国糧油食品(集団)有限公司が、中国糧油食品集団(香港)有限公 司などを通じて支配している。

主な事業は、種子油の加工(食用種子油と種粕の生産・販売)、ビール用麦芽の生産・販売、パーボイルド米や白米などの輸出、小麦の加工、小麦粉の販売、バイオ燃料・バイオケミカル製品(燃料エタノール、でん粉、甘味料など)の生産・販売。08年6月中間期の売上げ構成は、種子油加工65%、バイオ事業14%、米9%、小麦8%、ビール原料4%。営業利益の構成比は種子油加工73%、バイオ事業6%、米8%、小麦3%、ビール原料10%。

08年6月中間期は大幅増収益

08年6月中間期の業績は、売上高が202.7億香港ドル、前年同期比74.7%増、営業利益21.6億香港ドル、同3.3倍、純利益16.9億香港ドル、同2.7倍と大幅増収益を達成。主力の種子油加工部門をはじめバイオ事業、ビール原料事業など全ての事業部門で増収増益となっている。

種子油加工

売上高131.3億香港ドル、前年同期比68.5%増、営業利益15.8億香港ドル、同4.2倍と売上げ、利益ともに急伸。主力の食用油、油粕・飼料の販売価格が各々前年同期比51%、70%上昇し、主要原料である大豆価格の上昇によるコストアップを吸収したほか、1.6億香港ドルの為替差益も寄与した。

バイオ事業

売上高27.6億香港ドル、前年同期比3.6倍、営業利益1.3億香港ドル、同2.1倍。新工場の稼動開始により燃料用エタノール、コーンスターチ、甘味料等の売上げが急増。つれて利益も大幅増に。

ビール原料事業

売上高9.1億香港ドル、前年同期比74.1%増、営業利益2.2億香港ドル、同2.1倍。主要製品である麦芽価格が前年同期比38%上昇したうえ、東南アジア、ロシア向け等の輸出が5.0億香港ドル、同3.1倍と急拡大。原料大麦の価格上昇のマイナスを吸収した。

米、小麦事業

売上高34.7億香港ドル、前年同期比37.6%増、営業利益2.5億香港ドル、同86.6%増。米の輸出価格が上昇したほか、小麦粉の販売数量増、高付加価値品へのシフトなどが奏功した。

下半期以降の業績も堅調の見通し

続く08年12月期下半期の業績も堅調の見通し。国際商品市況はこのところ大きく下落しており、同社の主原料である大豆、トウモロコシ等の穀物価格も急落している。つれて主力の種子油加工事業は販売価格の低下が見込まれ、収益の伸びは鈍化が予想されるが、その他の部門の伸びでカバーしよう。

バイオ事業では燃料エタノールの価格上昇に加え、新工場に対する政府からの補助金が下期には支給される予定であり、引き続き好調が見込まれる。

ビール原料事業も内外の需要が拡大するなか、07年には生産能力を36万トンから48万トンに増強、さらに08年中に68万トンへ拡大の見通しで販売数量増が見込めよう。米、小麦事業についても引き続き販売数量の拡大を通じて安定的な業績が予想される。上半期は穀物市況の急騰に伴う販売価格の上昇で収益が急拡大したが、今後は市況の落ち着きで安定成長軌道に復帰する見通し。

中長期的にも成長が続く

種子油加工事業については、家庭内での肉食の増加や外食の拡大で食用油需要の成長が期待できる。それに合わせて2010年までに生産能力を50%増強する計画。バイオ事業でも政府は2010年までに穀物を使わない燃料エタノールを200万トン増産する予定だが、同社は国内で唯一タピオカを使った年産20万トンの新工場を稼動させている。ビール原料、米、小麦の安定的な成長と合わせ中長期的に収益の拡大が期待できよう。

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