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【7月18日の中国本土市場】

2014.07.18 17:23

 主要指数は小幅ながらも反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.16%高の2059.06ポイント、A株指数が0.16%高の2155.83ポイントと、いずれも3日ぶりに反発。B株指数は4日ぶりに上昇し、0.24%高の226.10ポイントだった。深セン市場でもA株指数が0.19%高の1149.62ポイント、B株指数が0.78%高の885.29ポイントと、いずれも4日ぶりに反発した両市場の売買代金は概算で1776億元となり、前日とほぼ同水準だった。

 ウクライナでの旅客機墜落による外部環境の悪化を受けて、週末の上海総合指数は小安くスタートした。しかし、一昨日発表された中国の主要統計があらためて好材料視され、徐々に押し目買いが増加。前場の半ばで上げに転じた。その後は上値の重さもあり、小動きに終始。瞬間的に下げる場目もあったが、かろうじて終値をプラス圏に乗せて引けた。両市場はいずれも値上がり銘柄の方が多く、上期の都市部住民の可処分所得の伸びがGDP成長率を上回ったことから、消費関連株が堅調だった。国有企業改革への期待感から関連銘柄が反発。業界内の再編加速を織り込み証券株もしっかり。一方でウクライナでの旅客機墜落を受けて、航空株が軟調。IT関連株も低迷した。

 上海B株は6割強の銘柄が値上がり。石炭大手の6月の販売量がプラス成長となったことを受け、同じく大手の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が1.42%高と続伸。大型株だけに指数の上昇に貢献した。地場系デベロッパーはBRICS開発銀行の本部が上海市に置かれる見通しや引き締め緩和の思惑を受けて堅調。上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が0.74%高、上海外高橋保税区開発(900912.SS)が0.39%高、上海金橋輸出加工区開発(900911.SS)が0.10%高だった。こうしたなか、ウクライナでの旅客機墜落の余波が警戒され、海南航空(900945.SS)が0.27%安。山西省国新能源(900913.SS)が0.98%安、華電能源(900937.SS)が0.32%安と、エネルギー関連株もさえない。

 深センB株では酒造株が反発。内需拡大による販売回復が期待され、安徽古井貢酒(200596.SZ)が上昇率1位の4.22%高、張裕葡萄酒(200869.SZ)が同4位の2.41%高と買い進まれた。同じく前日売られた自動車株も反発。江鈴自動車(200550.SZ)が0.79%高、長安汽車(200625.SZ)が0.62%高、富奥汽車(200030.SZ)が0.17%高と買い戻された。また、引き締め緩和の期待感から、招商局地産控股(200024.SZ)が2.56%高、深セン特区不動産(200029.SZ)が1.74%高、深セン物業発展(200011.SZ)が1.37%高など、不動産株もしっかり。反面、山東航空(200152.SZ)は航空株全体の地合いの悪さに引きずられ、0.30%安で引けた。(中国部・畦田)

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