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諾奇、失踪中の董事長が会社預金を海外に送金
2014.08.01 15:36
諾奇（01353.HK）は7月31日、香港にあった同社グループの預金が、失踪中の丁輝・董事長の指示に基づき、海外の口座に移されていたことが分かったと発表した。これまでに判明した送金額は2億1250万元と1955万HKドルに上ると説明。これを受け、中国本土の公安当局と香港警察に通報したという。
丁董事長は諾奇の100％子会社である諾奇時尚国際有限公司（諾奇時尚）に対し、交通銀行・香港分行にあった預金を移すよう指示した。送金は2度にわたって実行され、送金額は2014年1月27日が5000万元、2014年4月3日が1955万HKドルだった。送金先は英領バージン諸島（BVI）の企業。送金先の企業は、諾奇のグループ企業ではないと説明している。
これとは別に丁董事長は2度にわたって諾奇時尚に対し、預金を廈門国際銀行の口座に移すよう2度にわたって指示。送金額は2014年1月27日が1億6000万元、2014年3月11日が250万元だった。諾奇はこの銀行口座の残高確認に当たっているという。
同社株は2014年7月23日午後12時25分（日本時間）から売買停止となっている。
（同件につきましては、2014年7月28日付「経営トップの失踪で香港警察に通報」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/07/31)
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