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博華太平洋国際、一部株主に株式が集中

2014.08.04 13:34

 博華太平洋国際(01076.HK)は8月3日、2014年7月15日時点で大量の株式が一部の株主によって保有されているという香港証券及期貨事務監察委員会(SFC=香港証券先物管理委員会)の指摘を明らかにした。このため少量の株式取引でも株価が大きく変動する可能性があるとして、SFCは投資家に注意を喚起している。

 SFCによると、18人の株主が発行済み株数の約17.61%を保有。このほかに筆頭株主の崔麗杰氏の持ち株比率が約75.00%に上る。

 これら18人と崔氏が保有する株式は発行済み株数の約92.61%に達し、その他の一般株主の保有株は約7.39%にすぎない状態にある。

 同社株の2014年2月7日の終値は0.175HKドル(1株を20株とする株式分割にともなう調整済み)だったが、2014年7月15日午後2時(日本時間)の売買停止前の株価は1.400HKドルに達した。その間の上昇率は700%に上る。

 同社は2014年2月24日の取引終了後に観光業、エンターテインメント事業、カジノ事業をめぐり商談を行っていたと発表。その一方で2014年3月24日の取引終了後には2013年12月本決算で赤字に転落すると発表していた。

 2014年4月21日~6月18日にかけて4度にわたり上昇を開示。サイパン島でのカジノ開発を申請し、申請費用として100万米ドル、保証金として3000万米ドルを収めたことを明らかにした。2014年7月2~3日にはサイパン島でのカジノ開発申請をめぐる訴訟について情報を開示。2014年7月15日の取引終了後に条件付きでカジノ経営権を取得したと発表した。

 同社株は2014年7月16日以降も上昇を続け、2014年7月31日の終値は1.770HKドルとなり、2014年2月7日に比べ約911%高だった。

 同社の説明によると、浮動株比率は上場規則で定められた下限の25%を上回っているという。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/08/03)

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