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【8月4日の中国本土市場】

2014.08.04 17:32

 主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって反発し、上海総合指数が前営業日比1.74%高の2223.33ポイント、A株指数が1.74%高の2328.02ポイント、B株指数が0.90%高の239.40ポイント。深セン市場はA株指数が反発し、1.40%高の1215.51ポイント。B株指数は3日続伸し、0.59%高の930.73ポイントだった。両市場の売買代金は2784億元で、先週末に比べ約11%減少した。

 上海総合指数は小幅高で寄り付き、前場の中盤で2200ポイントを回復した。その後も一本調子で上げ幅を拡大。本日の高値圏で取引を終了し、再び年初来高値を更新した。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)の開始に向け、8月から証券会社を交えて取引システム連結のテストを実施するという情報を手がかりに、大型株を中心に幅広い銘柄が買われた。7月の物流協会(CFLP)サービス業PMIは前月に比べ低下したものの、ほぼ材料視されなかった。上海市場は9割近くの銘柄が上昇。深セン市場も上昇銘柄が8割に上った。ただ、売買代金は先週末に比べ減少し、再び3000億元を下回った。

 上海B株市場は9割あまりの銘柄が上昇。上昇率1位は湖南天雁機械(900946.SS)の5.45%高。14年6月中間決算の減益が嫌気され、先週末まで続落していたが、地合いの改善にともない買い戻された。先週末の下落率3位だった*ST大化集団大連化工(900951.SS)も反発し、本日は上昇率4位の3.14%高。大手石炭会社の値上げを受け、内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が1.27%高と続伸し、上海B株指数の上昇に寄与した。一方、下落したのは3銘柄のみ。上海匯麗建材(900939.SS)が0.88%安と続落し、先週末と同じく下落率2位だった。

 深センB株市場は8割あまりの銘柄が上昇。先週末の下落率2位だった招商局地産控股(200024.SZ)が反発し、本日は1.95%高。香港上場子会社の招商局置地(00978.HK)の株価が大幅高となり、これを好感したもようだ。招商局置地の14年6月中間決算は大幅減益だったものの、招商局地産控股から資産を注入されるという情報を発表し、これが材料視された。そのほか大型株を中心に幅広い銘柄が買われるなか、康佳集団(200016.SZ)が下落率1位の3.84%安。本社工場跡地の再開発をめぐる筆頭株主との争いで敗訴したことが嫌気された。(中国部・千原)

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