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【8月14日の香港市場】

2014.08.14 18:04

 主要指数は4日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.35%安の2万4801.36ポイント、H株指数は1.06%安の1万1075.11ポイント、レッドチップ指数は0.84%安の4770.37ポイント。メインボードの売買代金は概算で810億9300万HKドルに上り、前日に比べ約9%増加した。

 前日のニューヨーク市場はダウ平均が反発。7月の米国小売売上高が市場予想を下回り、緩和的金融政策の長期化に対する期待が高まり、株高につながった。外部環境は良好だったものの、香港市場は昨日までの3日続伸で過熱感が出ており、利益確定の売りに押される展開。ハンセン指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退。後場寄り後に2万5000ポイント寸前まで上げたものの、すぐに下げに転じた。本土系銘柄で構成されるH株指数とレッドチップ指数は前場にかけて小幅安で推移し、後場で下げ幅を広げた。商いは活発で、10営業日ぶりに800億HKドルを超えた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株がそろって上昇し、サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率2位の1.14%高、銀河娯楽(00027.HK)が同4位の1.08%高。最大手の澳門博彩控股(00880.HK)が市場予想を上回る14年6月中間決算を手がかりに3.39%高と買われ、これに連れ高する格好となった。上昇率1位は中電控股(00002.HK)の1.15%高。前場は弱含みで推移したが、昼休みに78.42%増益の14年6月中間決算を発表し、後場で上げ幅を広げた。また、中国移動(00941.HK)も前場こそ軟調だったものの、昼休みに発表した決算を好感し、上昇率3位の1.08%高で引けた。14年6月中間決算は8.53%減益だったが、市場予想ほど悪くはなかったうえ、7月末の業務統計で4G(第四世代移動通信)ユーザーが順調に伸びていることが好感された。昨日堅調だった食品株は続伸し、蒙牛乳業(02319.HK)が0.90%高、康師傅(00322.HK)が0.65%高だった。

 一方、本土系不動産株がそろって大きく下げ、中国海外発展(00688.HK)が下落率2位の3.17%安、華潤置地(01109.HK)が同4位の2.25%安。上海市と広東省深セン市が住宅購入制限を継続すると伝わり、これが嫌気された。また、テンセント(00700.HK)は大方の予想を上回る14年6月中間決算を発表したが、利益確定売りに押され、下落率3位の2.32%安に沈んだ。このほか資源・エネルギー関連の銘柄で下げが目立ち、中信泰富(00267.HK)が下落率1位の3.79%安。石炭集積地である秦皇島市の石炭価格が過去最低を記録したことを嫌気し、神華能源(01088.HK)が1.87%安。石油製品価格の引き下げ観測を受け、中国石油天然気(00857.HK)が1.65%安、中国石油化工(00386.HK)が0.90%安だった。(中国部・千原)

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