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【8月19日の香港市場】

2014.08.19 17:51

 主要指数はハンセン指数が前日比0.67%高の2万5122.95ポイント、レッドチップ指数も0.89%高の4906.03ポイントで、いずれも3日続伸。H株指数もかろうじてだが反発し、0.26%高の1万1094.59ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で723億6800万HKドルに上り、前日に比べて約4%増加した。

 ウクライナ情勢をめぐって4カ国の外相会談開催に漕ぎ着けたことから、過度な地政学的リスクが後退。米国の住宅指標も手がかりとなり、前日の米国市場ではダウ平均が大幅高となった。本日の香港市場は良好な外部環境が支援材料となり、ハンセン指数は2万5000ポイント台で寄り付く展開。中国の景気下支え策、主力企業の堅調な業績などを好感する動きもみられ、後場半ばから上げ幅を広げると、2万5000ポイントを大きく上回る形で取引を終えた。終値ベースでの2万5000ポイント台は2008年5月22日以来。もっとも、H株指数は上値が重く、小幅高にとどまった。

 主要企業の中間決算の発表が本日も相次ぎ、堅調な業績を織り込む買いがみられた。カジノ大手の銀河娯楽(00027.HK)は2ケタ増益に加えて特別配当を出すことも好感され、ハンセン指数構成銘柄の上昇率2位となる3.42%高。これがカジノセクター全体の地合いを改善させ、ライバルのサンズチャイナ(01928.HK)も2.06%高、最大手の澳門博彩控股(00880.HK)が2.03%高で引けた。

また、不動産大手の華潤置地(01109.HK)が発表した決算内容は市場予想を大きく上回り、急伸して上昇率1位の7.57%高。国内各地で住宅購入規制を緩和する動きが広がっていることから、世茂房地産(00813.HK)が1.90%高、中国海外発展(00688.HK)が1.31%高と他の不動産会社の物色された。石油株も堅調。中国海洋石油(00883.HK)は大手投資銀行の目標株価引き上げを受けて1.04%高と買われたほか、中国石油天然気(00857.HK)も親会社を含む国有企業改革の推進が織り込まれて0.92%高だった。個別では雅視光学(01120.HK)が60.80%高と急騰。生産拠点の売却で多額の利益計上が見込めると発表し、これが刺激材料となった。

 こうしたなか、前日買われた海運・港湾株が利益確定売りに押された。中遠太平洋(01199.HK)が1.18%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位。中外運航運(00368.HK)が2.43%安、中海発展(01138.HK)が1.91%安、中国遠洋控股(01919.HK)が1.36%安と反落した。金相場の続落を受けて、金鉱株が軟調。招金砿業(01818.HK)と紫金砿業(02899.HK)は前日に発表した中間決算でいずれも最終増益を確保したものの、それまでに買われていたことからあまり材料視されず、それぞれ2.15%安、1.89%安で引けた。また、個別では国泰君安国際(01788.HK)が2.76%安。株主割当増資の計画を明らかにし、希薄化懸念から調整売りに押された。(中国部・畦田)

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