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【9月3日の香港市場】

2014.09.03 19:07

 主要指数はそろって大幅高。ハンセン指数は大幅に反発し、前日比2.29%高の2万5317.95ポイント。H株指数は大きく続伸し、3.15%高の1万1312.54ポイント。レッドチップ指数は4日続伸し、1.66%高の4933.29ポイント。メインボードの売買代金は概算で1004億7900万HKドルに上り、前日に比べ約42%増加した。

 前日のニューヨーク市場は、米雇用統計の発表や欧州中央銀行(ECB)の理事会を控えて利益確定売りに押され、ダウ平均が反落した。だが、外部環境の悪化にもかかわらず、香港の主要指数は前日終値付近で寄り付き、朝方で急ピッチに上げ幅を広げ、その後も一本調子で上昇。いずれも本日の高値付近で引けた。ハンセン指数は6日ぶりに2万5000ポイントを回復し、年初来高値を更新。H株指数も5日ぶりに終値を1万1000ポイント台に乗せ、年初来高値を更新した。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)への期待感に加え、8月のHSBC中国サービス業PMIの上昇などが背景にあるもようだ。売買代金も急増し、今年7月30日以来、約1カ月ぶりに1000億HKドルを超えた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株が買い戻され、中国工商銀行(01398.HK)が上昇率2位の4.55%高、中国建設銀行(00939.HK)が4.04%高、交通銀行(03328.HK)が3.18%高、中国銀行(03988.HK)が2.78%高。昨日は8月の人民元建て貸出純増額が市場予想を下回る7000億元ほどにとどまるという報道を嫌気したが、そうした見方が一変。8月の最終週に四大国有銀行の貸出純増額が一気に1100億元を超えたと報道され、これが追い風となった。また、昨日は軟調だった本土系石油株もそろって反発し、中国石油化工(00386.HK)が上昇率4位の4.09%高、中国石油天然気(00857.HK)が3.04%高、中国海洋石油(00883.HK)が1.42%高だった。本土系不動産株も買われ、華潤置地(01109.HK)が上昇率3位の4.18%高、中国海外発展(00688.HK)が3.84%高。甘粛省蘭州市でも住宅購入制限が解除されたうえ、上海銀行間貸出金利(SHIBOR)が低下したことなどを好感したもようだ。iPhone6の発売などを手がかりに昨日の上昇率4位だった中国移動(00941.HK)が続伸し、本日は3.77%高。一方、昨日の上昇率1位だった中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)は反落し、本日は下落率1位の2.54%安だった。

 下落したのは4銘柄のみ。マカオのカジノ収益の鈍化を嫌気し、サンズチャイナ(01928.HK)が0.71%安。銀河娯楽(00027.HK)も好調な地合いにもかかわらず、0.43%高にとどまった。(中国部・千原)

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