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インキュテック、取引再開が遅延

2014.09.09 10:05

 インキュテック(00356.HK)は8日、同社株の取引再開が当初予定よりも遅れる見通しを明らかにした。同社株を大量保有した投資家の存在が確認され、浮動株比率が上場基準を満たさなくなったことが原因。当初は2014年9月10日に同社株の取引を再開する予定だったが、浮動株比率を回復させる必要が生じたことから、先送りされることになったという。

 同社によると、2億36万4449株に上る同社株(現在の発行済み株数の約10.55%)を取得したという大量保有報告書が、マーク・ホーという名の投資家によって香港証券取引所に提出された。マーク・ホー氏は同社と利害関係のない第三者だが、持ち株比率が10%を超えるため、一般株主ではなく、主要株主と見なされる。このため一般株主が保有する浮動株の比率は約14.96%に低下し、25%以上という上場基準を満たせなくなった。

 この事態を受けて同社は、あらゆる手段を通じて浮動株比率の回復を図ると説明。取引再開のスケジュールは、あらためて通知するという。

 なお、同社株の売買単位を現在の1万株から3万株に変更する計画は、予定通り2014年9月10日に発効すると説明している。

 同社株は2008年6月13日から長期売買停止となっている。

(同件につきましては、2014年9月1日付「株主割当増資の実施結果」、2014年7月29日付「マンダトリー・オファーの実施結果」、2014年7月7日付「マンダトリー・オファーがスタート」、2014年7月1日付「筆頭株主の交代へ」、2014年5月29日付「増資を計画」、2014年3月28日付「香港証取が売買再開の条件を再び明示」、2013年7月12日付「売買再開プランを提出」、2013年5月7日付「主要株主が保有株を譲渡」、2013年1月22日付「売買再開の条件を香港証取が明示」をご参照ください)
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/09/08)

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