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【9月10日の香港市場】

2014.09.10 18:15

 祝日明けの香港市場は主要指数がそろって大幅安。ハンセン指数は大幅に4日続落し、前営業日比1.92%安の2万4705.36ポイント。H株指数は大きく反落し、2.54%安の1万1117.89ポイント。レッドチップ指数は3日ぶりの大幅反落となり、2.09%安の4845.44ポイント。メインボードの売買代金は概算で797億1800万HKドルに上り、前営業日比で約41%増だった。

 前日のニューヨーク市場はダウ平均が続落。米国の早期利上げへの警戒感が強まり、利益確定売りに押された。外部環境の悪化を受け、祝日明けの香港市場はハンセン指数が2万5000ポイント割れで寄り付き、その後も軟調な値動きに終始した。中国本土系の銘柄を中心に売られ、H株指数とレッドチップ指数の下げ幅を拡大。ダウ平均先物が軟調だったことも逆風となった。ハンセン指数の終値は5日ぶりに2万5000ポイントの大台を割り込んだ。

 ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安。なかでも本土系の不動産株が大きく下げ、華潤置地(01109.HK)が下落率1位の4.78%安、中国海外発展(00688.HK)が同6位の3.29%安。各地で住宅購入制限が緩和されているものの、不動産会社の資金繰り悪化が報道され、これが売り材料となったもようだ。原油相場の低迷を嫌気し、石油株も下げが目立った。中国石油天然気(00857.HK)が同3位の3.49%安、中国海洋石油(00883.HK)が同4位の3.33%安だったほか、中国石油化工(00386.HK)が3.17%安。テンセント(00700.HK)は米国上場を控えたライバルのアリババ・グループにマーケットの関心が集まっており、本日もポジション調整の売りに押され、3.25%安だった。本土系通信株の下げもきつい。iPhone6の最初の発売地域に中国本土が含まれないという報道を嫌気したもようだ。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が3.30%安、中国移動(00941.HK)が2.56%安。本土系の銀行株も下げがきつかった。李克強首相が8月末のマネーサプライM2について、前年同月末比での伸び率がここ5カ月で最低の12.8%増にとどまったと夏季ダボス会議で発言し、これが逆風となった。このほかマカオのカジノ株も下げがきつかった。一方、香港系の銀行株や公益株が下げ渋った。

 そのほかの銘柄では、恒大地産集団(03333.HK)が2.13%安。8月の不動産販売額が前年同月比で2ケタ減となったことが嫌気された。中国建材(03323.HK)は子会社がカルテル行為で処分を受け、2.85%安だった。(中国部・千原)

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