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【9月17日の香港市場】

2014.09.17 18:11

 主要指数は久しぶりに反発した。ハンセン指数は9営業日ぶりに上昇し、前日比0.99%高の2万4376.41ポイント。H株指数は1.63%高の1万893.01ポイント、レッドチップ指数は1.25%高の4739.10ポイントと、いずれも6日ぶりに反発した。メインボードの売買代金は概算で769億7100万HKドル。前日は後場のみの取引だったことから、通常取引だった一昨日と比べると、約16%増加している。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)が発表する声明文に関して、大方の予想とは異なり概ね現状維持の内容になるとの見方が広がった。これを手がかりに早期利上げの懸念が後退し、前日の米国市場ではダウ平均が続伸。ハンセン指数は前日まで8日続落するなど調整が続いてきただけに、外部環境の改善を受けて本日の香港市場では幅広い銘柄が買い戻された。中国人民銀行(中央銀行)が5000億元規模の短期流動性ファシリティ(SLF)を実施したと伝わり、中国の景気刺激策をめぐる思惑買いもみられた。ハンセン指数は大引けまで本日の高値圏で推移。また、「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)をめぐり大手投資銀行が本土投資家による活発な香港株投資を予想。これがマネー流入の期待感につながり、本土系銘柄がけん引するかたちでH株、レッドチップの両指数は上げ幅が大きかった。

 中国人民銀行による流動性供給を受けて、本土系金融株が反発。交通銀行(03328)が2.31%高、中国工商銀行(01398)が1.96%高、中国建設銀行(00939)が1.92%高、中国人寿保険(02628)が1.55%高、海通証券(06837)が0.48%高など、主だった銘柄が買い戻された。このほか、国務院が新型都市化計画のモデルとなる62地区を指定。これを手がかりに都市化関連のテーマ株が物色された。中国海外発展(00688)が1.63%高、華潤置地(01109)が1.13%高、世茂房地産(00813)が0.83%高と、本土系デベロッパーが総じて堅調。中聯重科(01157)が1.50%高、中国龍工(03339)が0.70%高と建機大手も値上がりした。

 さらに李克強首相が今月末で設立から1年を迎える上海自由貿易区を訪問すると伝わった。上海自由貿易区へのさらなるてこ入れや新たな自由貿易区の設立を期待する声もみられ、貿易関連の銘柄が上昇。大連港(02880)が5.46%高、廈門国際港務(03378)が4.81%高、青島港国際(06198)が4.41%高、招商局国際(00144)が1.79%高、中遠太平洋(01199)が1.11%高など、特に港湾株が堅調だった。このほか、原油相場の反発を手がかりに石油株が上昇。中国石油天然気(00857)は3.87%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。

 一方、マカオのカジノセクターが軟調。収益見通しへの懸念が広がっており、サンズチャイナ(01928)が3.84%安、銀河娯楽(00027)が2.56%安とハンセン指数構成銘柄の下落率1、2位に沈んだ。また、中国当局が風力発電による電力料金の引き下げを検討していると伝わり、関連銘柄が軟調。風力発電設備最大手の新疆金風科技(02208)が1.91%安、風力発電容量でアジア最大規模の龍源電力(00916)が1.10%安と値下がりした。(中国部・畦田)
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