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【9月18日の香港市場】

2014.09.18 18:18

 主要指数は前日に久しぶりに反発したものの、本日は再び調整。ハンセン指数は前日比0.85%安の2万4168.72ポイント、H株指数は0.85%安の1万799.43ポイント、レッドチップ指数は1.19%安の4682.53ポイントと、そろって反落した。メインボードの売買代金は概算で701億9600万HKドル。前日に比べ約9%減少した。

 本日未明に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文でゼロ金利をめぐる文言が維持されたことを受け、ダウ平均は最高値を更新して引けた。もっともFOMCの委員が予測する金利見通しは概ね上方修正されており、早期利上げへの警戒感も残る状況。このため、香港市場は戻り売りに押される展開となり、主要指数は軟調な値動きに終始した。スコットランド住民投票を控えてリスク回避ムードが一層鮮明化。さらに前日の買い材料となった中国人民銀行(中央銀行)による大規模な流動性供給について、これを否定する報道が流れ投資家心理を冷やした。中国の弱い住宅価格統計も嫌気された。

 住宅価格の調整が続いていることから、本土系不動産株が売られた。華潤置地(01109.HK)が2.79%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。融創中国(01918.HK)が3.74%安、広州富力地産(02777.HK)が2.70%安、万科企業(02202.HK)が2.64%安、世茂房地産(00813.HK)が1.88%安と、主だったデベロッパーが下落。住宅市場の影響を受けやすい建材・鉄鋼・家電・家具セクターなども低迷した。、海信科龍電器(00921.HK)が4.48%安、海爾電器(01169.HK)が2.60%安と、家電の両大手がそろって下落。セメント株の中国中材(01893.HK)が3.60%安、鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が1.10%安と売られた。中国本土でのiPhone6の販売開始時期が大きくずれ込むとの見通しから、通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)に売りが増加。1.67%安に沈んだ。
 
 こうしたなか、足元低迷していたマカオのカジノ株に押し目買いが入り、サンズチャイナ(01928.HK)が1.41%高、銀河娯楽(00027.HK)が1.11%高。ハンセン指数構成銘柄の下落率1、2位に沈んだ前日とは異なり、本日は一転して上昇率1、2位で引けた。同じく前日調整した風力発電設備大手の新疆金風科技(02208.HK)も3.73%高と反発した。また個別では株洲南車(03898.HK)が3.67%高と好調。英資産運用大手による株式買い増しが好感された。(中国部・畦田)

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