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【9月24日の香港市場】

2014.09.24 18:25

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は3日ぶりに反発し、前日比0.35%高の2万3921.61ポイント。H株指数は1.39%高の1万716.76ポイント、レッドチップ指数は0.62%高の4614.93ポイントと、いずれも5日ぶりに反発した。メインボードの売買代金は概算で752億3900万HKドルに上り、前日に比べ約5%増加した。

 前日のニューヨーク市場は、欧州の景況悪化や地政学リスクを背景に、ダウ平均が続落した。外部環境が悪化したことを受け、ハンセン指数は小安く寄り付いた。朝方は前日終値を挟んで一進一退だったが、香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)のスタートが近づいていることを背景に上海市場が堅調に推移すると、香港市場でも中国本土系の銘柄を中心に買われ、地合いが好転。ダウ平均先物が堅調だったことも追い風となった。ハンセン指数は前場の中盤からプラス圏で推移。本土系の銘柄が買われたことで、H株指数とレッドチップ指数も堅調だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系石油株の上昇が目立った。中国石油化工(00386.HK)が2.30%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.96%高、中国海洋石油(00883.HK)が1.43%高。石炭株の神華能源(01088.HK)も2.28%高。9月のHSBC中国製造業PMI(速報値)が市場予想を上回ったことを好感したほか、原油相場の上昇が手がかりとなった。また、中国建設銀行(00939.HK)が1.42%高、中国銀行(03988.HK)が1.40%高、中国工商銀行(01398.HK)が1.19%高など、時価総額の大きな本土系銀行株も買われ、ハンセン指数だけではなく、H株指数の上昇に寄与した。「滬港通」が迫るなか、本土では上場していないものの知名度の高い銘柄が物色されるとの思惑から、台湾系食品株が堅調。康師傅(00322.HK)が上昇率1位の3.98%高、中国旺旺(00151.HK)が同3位の2.57%高だった。

 一方、マカオのカジノ収入の成長鈍化が懸念されていることを背景に、サンズチャイナ(01928.HK)が下落率2位の1.61%安、銀河娯楽(00027.HK)が同3位の1.53%安。新世界発展(00017.HK)は31.26%減益の14年6月本決算が嫌気され、0.61%安だった。

 そのほかの銘柄では、華南城(01668.HK)が6.03%高。テンセント(00700.HK)がワラント行使により持ち株比率を引き上げたことを好感した。(中国部・千原)

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