内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【9月25日の香港市場】

2014.09.25 18:19

 主要指数はそろって反落。ハンセン指数は前日比0.64%安の2万3768.13ポイント、H株指数は0.71%安の1万640.09ポイント、レッドチップ指数は0.55%安の4589.53ポイント。メインボードの売買代金は概算で808億3500万HKドルに上り、前日に比べ約7%増加した。

 前日のニューヨーク市場は、8月の米新築住宅販売件数が市場予想を大きく上回ったことを手がかりに、ダウ平均が3日ぶりに反発。早期利上げに否定的な見解をシカゴ連銀総裁が示したことも買い安心感につながった。外部環境の好転を受け、香港の主要指数は高く寄り付き、ハンセン指数は始値で2万4000ポイントを回復した。だが、前場の中盤で主要指数は一気に下げに転じ、その後は小幅安で推移。ダウ平均先物の軟調な動きが逆風となったほか、10月1日からの国慶節連休を意識した売りに押された。後場の中盤に入ると下げ幅を拡大。いずれの指数も本日の安値圏で引けた。売買代金は4日ぶりに800億HKドルを上回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日に続いて台湾系食品株の上昇が目立った。昨日の上昇率3位だった中国旺旺(00151.HK)は2.31%高となり、本日は上昇率1位。昨日の上昇率1位だった康師傅(00322.HK)も続伸し、本日は上昇率2位の0.95%高。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)のスタートが近づいていることを受け、本土では上場していない知名度の高い銘柄が物色されるとの思惑が広がっているもようだ。また、下水油(地溝油)事件を背景に食品株に売られ過ぎ感が出ていることから、買い戻しの動きが出ているという。香港交易所(00388.HK)は「滬港通」のスタートが迫っていることを材料に寄り付きから堅調だったものの、後場で下げに転じ、0.28%安で引けた。

 一方、マカオのカジノ株が大幅続落。昨日の下落率3位だった銀河娯楽(00027.HK)が、本日は下落率1位の3.53%安。サンズチャイナ(01928.HK)は2.93%安となり、2日連続で下落率2位。国慶節連休が近づいているものの、昨年10月のカジノ収入が高水準だったことから、今年は反動減となる見方があり、これが嫌気されたもようだ。このほか本土系銀行など昨日は堅調だった銘柄の下げが目立った。

 個別の材料があった銘柄では、南京熊猫電子(00553.HK)が6.86%高。筆頭株主の熊猫電子集団有限公司の再編・株式会社化を示唆する情報を開示し、これが材料視された。原子力発電設備の関連銘柄も堅調で、哈爾濱電気(01133.HK)が4.95%高、東方電気(01072.HK)が4.76%高。沿海地域4カ所での原子力発電所建設を政府が準備しているという報道が流れ、これが材料視された。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。