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【9月29日の香港市場】

2014.09.29 18:04

 主要指数は大幅に3日続落。ハンセン指数は1.89%安の2万3229.21ポイント、H株指数は1.37%安の1万439.03ポイント、レッドチップ指数は1.72%安の4482.36ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で889億4400万HKドルに上り、先週末に比べて約33%増加した。

 先週末にかけて香港行政長官選挙の立候補制度見直しを求める香港民主派の抗議デモは激しさを増し、香港の金融街である中環(セントラル)を占拠する可能性まで浮上。本日もデモ隊と香港政府側との緊張状態は続いており、香港経済の先行き不透明感が一気に膨らむと、香港市場は朝方からろうばい売り一色の展開となった。ハンセン指数は大幅安で寄り付くと、その後も軟調に推移。前場半ばでは本日の安値を付け、2万3000ポイント割れも意識された。先週末の米国市場や本日のA株市場は堅調だったものの、ザラ場で香港ドルレートが大きく急落したことなどが影響し、押し目買いも限られた。

 香港地場系の銘柄が総崩れの様相。香港経済の主役である財閥系企業が軒並み売り込まれた。特に中核産業である不動産セクターの下げがきつく、新世界発展(00017)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる4.56%安、信和置業(00083)が同2位の4.48%安、九龍倉集団(00004)が同3位の3.74%安、長江実業(00001)が同5位の3.71%安、新鴻基地産(00016)が3.69%安、恒隆地産(00101)が3.63%安など。金融の中心地である中環(セントラル)の混乱が警戒され、金融セクターも売られた。中銀香港(02388)が3.69%安、香港交易所(00388)が3.19%安、東亜銀行(00023)が2.78%安。大型株のHSBC(00005)も1.76%安となり、指数の下げを主導した。

 このほか、香港地場系の消費関連株も下落。国慶節の大型連休が近づくなか、デモの混乱で中国本土からの観光客が減少するとの警戒感が広がった。六福集団(00590)が4.82%安、周大福珠宝(01929)が3.77%安、莎莎国際(00178)が3.10%安。投資家は混乱が香港と同じ特別行政区であるマカオに波及する可能性を警戒。マカオのカジノ株も一斉に売られ、最大手の澳門博彩控股(00880)が2.66%安、サンズチャイナ(01928)が2.23%安に沈んだ。
 
 地合いの悪さに押され、本土系銘柄も総じて軟調。ただ、一部で押し目買いもみられた。石炭大手の神華能源(01088)が0.22%高。オーストラリアの露天掘りプロジェクトで中国当局の認可を取得したことが好感され、ハンセン指数構成銘柄で唯一値上がりした。損保大手の中国人民財産保険(02328)にも押し目買いが入り、2.54%高。このほか、業界支援策や再編の思惑買いが、引き続き軍需関連株に入った。中国航空工業国際(00232)は資産再編の観測から急伸し、9.33%高で引けた。(中国部・畦田)
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