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【10月8日の中国本土市場】

2014.10.08 18:05

 主要指数はA株が続伸、B株が小反落となった。上海市場では上海総合指数が前日比0.80%高の2382.79ポイント、A株指数が0.80%高の2494.49ポイントと、いずれも7営業日連続で上昇。一方でB株指数は7営業日ぶりに反落し、0.03%安の268.06ポイントだった。深セン市場はA株指数が1.38%高の1412.31ポイント4日続伸したものの、B株指数は7日ぶりに下落し、0.34%安の976.20ポイントだった。両市場の売買代金は概算で3874億元に上り、前営業日比で約1割増加した。

 国慶節連休明けの本土市場は前場こそ神経質な地合いとなった。休み期間中に香港の政治リスクが高まり、香港株市場が大きく調整。また、国際通貨基金(IMF)が世界経済に成長見通しを下方修正したことで、前日の米国市場が大きく調整するなど外部環境は悪化しており、本土市場でも利益確定の売りが目立ち、上海総合指数は休み前の水準付近で弱含んだ。しかし、後場で持ち直すと、その後は堅調に推移。約20カ月ぶりの高値で引けた。両市場で約7割の銘柄が上昇。中国経済の減速が警戒されたが、一方で景気下支えに向けた中国政府の動きも出てきており、主要経済指標の発表や中国共産党の第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)の開幕を前に政策期待の買いが入った。利下げを織り込み金融・不動産株が堅調。国内でデング熱流行が伝わるなか医薬株が物色された。一方で、今年の国慶節連休商戦はやや盛り上がりに欠けたとの見方から、観光株などがさえない。

 上海B株の値下がり数は4割弱にとどまった。ただ、大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が資源税改革の影響が警戒されて下落率1位の1.23%安となり、指数の足を引っ張った。連休商戦の関連銘柄に利益確定売りがみられ、宝飾品大手の老鳳祥(900905.SS)が同2位の1.03%安、観光株の黄山旅行開発(900942.SS)が0.97%安、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が0.56%安。一方、上海金橋輸出加工区開発(900911.SS)が1.08%高、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が0.54%高、上海外高橋保税区開発(900912.SS)が0.51%高など、不動産株が堅調だった。

 深センB株の値下がり数も3割に過ぎなかった。しかし、連休商戦の不振が警戒され、消費関連株が概ね軟調。安徽古井貢酒(200596.SZ)が2.95%安、張裕葡萄酒(200869.SZ)が0.39%安と、両酒造株が値下がりした。投資家は耐久消費財の販売低迷も懸念しており、自動車大手の長安汽車(200625.SZ)が下落率2位の3.47%安。これらの主力株が指数の下げを主導した。こうしたなか、利下げや不動産引き締め緩和の期待感からデベロッパーが堅調。大手の招商局地産控股(200024.SZ)は2.91%高と堅調だった。(中国部・畦田)

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