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【10月10日の中国本土市場】

2014.10.10 17:41

 主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が前日比0.62%安の2374.54ポイント、A株指数が0.61%安の2485.98ポイントと、いずれも9営業日ぶりに反落した。B株指数は0.96%安の263.98ポイントと3日続落。深セン市場はA株指数が0.37%安の1411.04ポイントと6日ぶりに下落。B株指数は0.46%安の973.84ポイントと小幅に反落した。両市場の売買代金は前日比で約7%減少したが、引き続き4000億元台を維持し、概算で4170億元だった。大商いが続いている。

 週末の本土市場は約6割の銘柄が値下がりした。「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)への期待感が下支えとなり、上海総合指数は下げ幅こそ限定的だったが、大引けまでマイナス圏で低迷した。世界経済の先行き不透明感から前日の米国市場でダウ平均が今年最大の下げ幅を記録。悪化する外部環境が本土市場でも投資家心理を冷やした。また、投資家は来週から発表が本格化する中国の経済指標の下振れを警戒。多くのセクターが利益確定売りに押された。来月北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)を前に大気汚染防止の政策措置が強まることから、自動車株が軟調。金属相場の低迷を受け、非鉄・鉱業株も売られた。金融・通信などの大型株も総じて軟調。また、連休商戦の不振が引き続き重しとなり、観光・外食株などが続落した。一方で相次ぐ住宅購入の支援策が好感され、不動産株が堅調。政策をめぐる思惑買いは軍需株などにもみられた。

 B株市場はA株に連れ安し、約8割が下落。上海B株では不動産株が引き続き利益確定の売りに押され、上海市北高新(900902.SS)が下落率1位の2.58%安、上海大名城(900940.SS)が2.22%安、上海外高橋保税区開発(900912.SS)が1.95%安、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が0.79%安など。観光セクターもさえず、黄山旅行開発(900942.SS)が2.20%安、上海錦江国際酒店発展(900934.SS)が1.77%安、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が0.47%安だった。また、大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が戻り売りに見舞われ、1.23%安で指数の足を引っ張った。一方、*ST中国紡織機械(900906.SS)が1.00%高、*ST上海三毛企業(900922.SS)が0.71%高、*ST大化集団大連化工(900951.SS)が0.19%高と、ST銘柄がしっかり。

 深センB株では海南省の地場系企業が軟調。海南珠江控股(200505.SZ)は1-9月期の赤字見通しが引き続き嫌気され、2.64%安と続落して下落率2位。ホテル経営の大東海観光(200613.SZ)も業績悪化の不安感がみられ、同4位の2.43%安に沈んだ。電力需要低迷の観測から、南山電力(200037.SZ)が1.83%安、広東電力(200539.SZ)が1.55%安。A株で自動車株が売られたことが影響し、富奥汽車(200030.SZ)が1.50%安、江鈴自動車(200550.SZ)が1.25%安、長安汽車(200625.SZ)が1.23%安と調整した。一方で、不動産大手の招商局地産控股(200024.SZ)が上昇率1位の2.92%高。9月の不動産販売額が前年同月比で40%増に達したことを受け、今後の販売回復が織り込まれた。(中国部・畦田)

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