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【10月20日の中国本土市場】

2014.10.20 17:54

 主要指数はいずれも上昇。上海市場はいずれも3日ぶりに反発し、上海総合指数が前営業日比0.66%高の2356.72ポイント、A株指数が0.66%高の2467.34ポイント、B株指数が0.36%高の261.86ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりに反発し、1.32%高の1400.92ポイント。B株指数は続伸し、0.67%高の973.78ポイントだった。両市場の売買代金は概算で3017億元に上り、先週末に比べ約20%減少した。

 上海総合指数は前場にかけて小幅高で推移。後場に入ると上げ幅をやや広げ、本日の高値付近で引けた。中国人民銀行(中央銀行)が4000億元に上る流動性を供給する計画という報道が先週末に流れ、金融緩和への期待感が高まった。ただ、7-9月期の国内総生産(GDP)発表を明日に控え、様子見ムードが強く、売買代金は3000億元をわずかに上回る程度だった。上海市場は7割あまりの銘柄が上昇。深セン市場は「創業板」の小型株などを中心に買われ、上昇銘柄が7割半に上った。中国共産党の第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)が本日から始まり、国産ソフトウエアなど政策関連銘柄が堅調。エボラ出血熱の感染拡大を受け、医薬関連株も買われた。

 上海B株市場は6割半の銘柄が上昇した。競馬や馬術競技の開催なども手がける上海九竜山(900955.SS)が7.90%高と続伸し、先週末に続いて上昇率1位。競馬競技の普及発展を目指す中国賽馬会が発足したことが、先週末に続いて材料視された。また、19.17%増益の14年1-9月期決算を発表した上海機電(900925.SS)は1.58%高。このほか習近平政権の重要政策の一つである観光業の発展に絡んで、黄山旅行開発(900942.SS)が1.89%高、上海錦江国際酒店発展(900934.SS)が1.70%高、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が1.13%高など、関連銘柄の上昇が目立った。一方、最近まで再編期待で堅調だった*ST中国紡織機械(900906.SS)が利益確定売りに押され、本日はストップ安。先週末まで3日連続で上昇率2位だった海南航空(900945.SS)も本日は反落し、下落率4位の0.70%安だった。

 深センB株市場は7割近くの銘柄が上昇した。深セン中冠紡織印染(200018.SZ)が引き続き資産交換を手がかりに買われ、4日連続でストップ高。14年1-9月期決算を発表した銘柄では、181.28%増益の東旭光電科技(200413.SZ)が1.63%高、16.62%増益の合肥美菱電器(200521.SZ)が1.16%高。自動車株はいずれも続伸し、長安汽車(200625.SZ)が1.48%高、江鈴自動車(200550.SZ)が0.69%高。一方、海南珠江控股(200505.SZ)が1.55%安と続落し、3日連続で下落率1位となった。四中全会の開催を受け、中国共産党の倹約指導強化への警戒感が強まり、酒造株がそろって下落。安徽古井貢酒(200596.SZ)が下落率2位の0.78%安、張裕葡萄酒(200869.SZ)が同3位の0.74%安だった。(中国部・千原)

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