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【10月28日の香港市場】

2014.10.28 17:58

 主要指数はそろって大幅に反発した。ハンセン指数は4営業日ぶりに上昇し、前日比1.62%高の2万3520.36ポイント。H株指数は2.30%高の1万548.83ポイントと3日ぶりに急反発した。レッドチップ指数も反発し、1.41%高の4443.20ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約2割増。概算では677億1200万HKドルに達し、4日ぶりに600億HKドルを超えた。

 前日の米国市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に超低金利政策の継続が織り込まれ、ダウ平均は小幅ながらも上昇。外部環境は引き続き良好で、香港の主要指数も小高く寄り付いた。その後は好調なA株市場が追い風となり、指数は後場で上げ幅を大きく拡大。いずれも本日の高値圏で引けた。ハンセン指数が2万3500ポイント台を回復したのは今月9日以来。A・H重複上場銘柄などが買い進まれ、H株指数は概ね1カ月前の水準まで戻した。レッドチップ指数も約2週間ぶりに4400ポイント台で大引け。中国人民銀行(中央銀行)が初めて短期ではなく約2000億元に上る中期の流動性ファシリティを供給したほか、習近平・国家主席が構造改革をテーマにした会議で自由貿易区の全国的な展開を指示。中国政府の政策動向が内外で好材料視された。

 中国人民銀行による流動性供給を受け、本土系の金融セクターが上昇。平安保険(02318)が3.21%高、中国建設銀行(00939)が2.52%高、中信証券(06030)が2.35%高、中国工商銀行(01398)が2.02%高と主だった銘柄が買い戻され、指数の上昇をけん引した。上海市に続く自由貿易区設立の可能性が高まったことから、港湾・海運株も上昇。天津港発展(03382)が3.50%高、深セン国際(00152)が2.63%高、招商局国際(00144)が1.04%高など、とりわけ候補地とされる貿易都市の地場系銘柄が物色された。

 また、上場企業の決算発表が集中。業績回復を織り込み買い戻す動きが目立った。固定通信最大手の中国電信(00728)は1-9月期で増収増益の好決算となり、5.59%高と急反発。これに他の通信大手も追随し、中国移動(00941)が2.81%高、中国聯合網絡通信(香港)(00762)が1.97%高としっかり。医薬品流通最大手の国薬控股(01099)は2ケタの増収増益で投資家の期待に応え、6.37%高と急伸。婦人靴販売最大手の百麗国際(01880)は9.90%高と買い進まれ、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。同社が発表した8月中間決算は事前予想を上回り、さらに特別配当の実施もポジティブサプライズとなった。

 一方で製薬会社の山東新華製薬(00719)が4.92%の逆行安。7-9月期が大幅減益に後退し、失望売りに押された。金相場の反落が響き、中国黄金国際(02099)が2.40%安、霊宝黄金(03330)が前日比変わらずと金鉱株の一角が振るわなかった。個別では宝飾品販売を手がける中国幸福投資(08116)が19.24%安と急落。株主割当増資の計画を発表し、希薄化の懸念が広がった。(中国部・畦田)
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