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広州広船国際、筆頭株主から軍艦建造会社を買収

2014.11.04 11:50

 広州広船国際(00317.HK)は10月31日、筆頭株主の中国船舶工業集団公司(中船集団)から軍艦の建造も手がける中船黄埔文沖船舶有限公司(黄埔文沖)の出資持分100%を買収すると発表した。買収価格は45億2733万1600元で、うち38億4823万1900元は広州広船国際のA株で支払う予定。残る6億7909万9700元については、計画中のA株増資で調達した資金で支払うという。

 広州広船国際が買収する黄埔文沖は、民間船や軍艦を建造する企業。公用船、ハンディーサイズのバルク(ばら積み貨物)船、浚渫工事船、コンテナ船のほか、ミサイルフリゲート、ミサイル巡洋艦、ミサイル艇なども建造する。2013年12月本決算(中国会計基準)の売上高は前年比2.95%減の99億9620万4900元、純利益は26.83%増の2億6915万9800元だった。

 中船集団に支払うA株は2億7157万5995株に上り、発行価格は1株あたり14.17元。36カ月のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。

 また、民営企業の揚州科進船業有限公司(揚州科進)から造船資産を9億6800万元で買収する。すべて広州広船国際のA株で支払う方針。支払いに充てるA株の発行価格は1株あたり14.17元で、発行株数は6831万3338株に上る。なお、揚州科進は5万トン以下のタンカーなど建造している。

 A株増資では18億3177万7200元(諸費用控除前)を調達する計画。発行価格は1株あたり16.48元以上、発行株数は1億1115万1529株以下となる見込み。調達資金は黄埔文沖の買収などに充てる。

 なお、一連の取引には株主総会や関連当局の承認が必要。

 今回の情報開示のため、同社株は2014年4月7日に売買停止となったが、2014年11月3日に取引を再開した。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/10/31)

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