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【11月7日の中国本土市場】

2014.11.07 17:48

 主要指数は深センB株を除いて小幅安となった。上海市場は上海総合指数が前日比0.31%安の2418.17ポイント、A株指数が0.31%安の2532.03ポイントと反落。B株指数は4日続落し、0.33%安の260.21ポイントだった。深セン市場ではA株指数が0.75%安の1415.17ポイントと反落。一方でB株指数はかろうじて4日ぶりに反発し、0.20%高の956.26ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約3割も増加。概算では4667億元に達し、3日ぶりに4000億元を超える大商いとなった。

 欧州中央銀行(ECB)理事会を通じて追加金融緩和の期待感が継続し、外部環境が一層改善。このほか、中国人民銀行(中央銀行)が金融政策の報告書上で流動性ファシリティによるここ2カ月間の資金供給を正式に認め、その額が7700億元近くにも達したことを明らかにした。こうした中国の金融緩和姿勢も評価されると、週末の上海総合指数は底堅く推移。アジア太平洋経済協力会議(APEC)で「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)の進展があるとの観測も流れ、後場の初めで2450ポイントを抜いた。金融、電力、観光株などが堅調。しかし、節目の水準に達し高値警戒感が強まると、その後は失速。大引けにかけて下げに転じ、小幅安で取引を終えた。週末要因もあり両市場全体では7割弱の銘柄が値下がり。インフラ建設関連株が売り込まれ、全体の地合いを悪くした。メキシコ高速鉄道の入札再実施の方針が明らかとなり、中国勢の受注が白紙になったことが嫌気された。

 上海B株は約6割が値下がり。引き続き石炭市況の先行き不透明感が残り、内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が下落率3位の2.09%安と続落。また、港湾機械大手の上海振華重工(900947.SS)は海外事業のリスクが警戒され、下落率1位の2.44%安に沈んだ。両大型株が足を引っ張り、指数は小幅安で大引け。また、金相場の反落を受け、宝飾品大手の老鳳祥(900905.SS)が1.02%安とさえない。こうしたなか、半年ぶりに売買を再開したコングロマリットのオルドスリソーシズ(900936.SS)がストップ高。親会社からの資産買収計画を明らかにし、これが刺激材料になった。

 一方の深センB株は値上がり銘柄の方が多かった。全般的に地合いは良好で、幅広いセクターが上昇。機械株の無錫威孚高科技(200581.SZ)が上昇率1位の2.56%高、液晶ガラスメーカーの東旭光電科技(200413.SZ)が同2位の1.74%高と買われた。繊維・アパレルセクターも堅調に推移し、深セン紡織(200045.SZ)が1.64%高、ロータイ紡織(200726.SZ)が1.34%高、深セン中冠紡織印染(200018.SZ)が0.88%高。こうしたなか、張裕葡萄酒(200869.SZ)が1.12%安、安徽古井貢酒(200596.SZ)が1.01%安と両酒造株が指数の上げ幅を縮めた。(中国部・畦田)

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