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【11月10日の中国本土市場】

2014.11.10 17:41

 主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比2.29%高の2473.67ポイント、A株指数が2.30%高の2590.33ポイントと、大幅に反発。B株指数は5日ぶりに反発し、0.61%高の261.80ポイント。深セン市場はA株指数が反発し、0.82%高の1426.87ポイント。B株市場は大幅に続伸し、1.82%高の973.69ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約7%減少し、概算で4358億元だった。

 上海総合指数は高く寄り付くと、その後も上昇を続け、年初来高値を更新した。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)が今月17日に始まると、香港と中国本土の当局が発表。これを好感し、証券や銀行などの関連銘柄が堅調。習近平・国家主席が提唱する「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想を材料に、インフラ建設、港湾、鉄鋼、原子力などの関連銘柄も買われた。上海市場は「滬港通」を好感し、7割半の銘柄が上昇。深セン市場は主力の大型株に関心が集まった影響で、「創業板」の小型株が幅広く売られ、上昇銘柄は5割半にとどまった。売買代金も上海市場は先週末に比べ増加したが、深セン市場は減少した。

 上海B株市場は8割半の銘柄が値上がりした。オルドスリソーシズ(900936)が先週末に続いてストップ高。親会社からの資産買収計画が引き続き手がかりとなった。中国と韓国の自由貿易協定(FTA)交渉が実質的に妥結し、地理的関係の深い環渤海地域の銘柄が堅調。錦州港務(900952)が上昇率3位の3.38%高だったほか、天津海運(900938)が0.94%高。また、「一帯一路」構想に基づき、400億米ドルを拠出して「シルクロード基金」を創設すると習近平・国家主席が発表し、建設需要が喚起されることへの期待感から、華新セメント(900933)が1.01%高。一方、下落したのは6銘柄のみだが、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948)が下落率1位の3.82%安と続落し、上海B株指数の重荷となった。

 深センB株市場は9割近くの銘柄が値上がりした。安徽古井貢酒(200596)が大幅反発し、上昇率1位の6.33%高。「滬港通」がスタートすれば、中国酒の銘柄が海外投資家に物色されるとの見方が広まっており、上海A株市場で関連銘柄が上昇。「滬港通」とは関係のない安徽古井貢酒のA株がこれに連れ高し、B株にも影響が及んだ。先週末の上昇率1位だった無錫威孚高科技(200581)が、本日は同4位の3.52%高。また、先週末の上昇率2位だった東旭光電科技(200413)も続伸し、本日は2.65%高だった。一方、下落したのは3銘柄のみ。深セン中国自転車(200017)が下落率1位の0.98%安だった。(中国部・千原)
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