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【11月20日の中国本土市場】

2014.11.20 17:36

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.06%高の2452.66ポイント、A株指数が0.06%高の2568.14ポイントと、6日にぶりに小反発。B株指数は続伸し、0.17%高の264.04ポイントだった。深セン市場はA株指数が4日ぶりに反落し、0.20%安の1404.82ポイント。B株指数は4日続落し、0.26%安の961.77ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ1割ほど減少し、概算で2916億元。「滬股通」(香港市場から上海市場への注文)の買付限度額の消化率はさらに悪化し、2割を割り込んだ。

 上海総合指数は低く寄り付いたが、前場の中盤で上げに転じ、その後は前日終値を挟んで一進一退となった。前場で発表された11月のHSBC中国製造業PMI(速報値)は景況判断の分かれ目である50となり、市場予想を下回った。これでアク抜け感が出たうえ、昨日まで調整が続いていたこともあり、証券、保険、高速鉄道、原子力発電などの主力株が買い戻された。個別では、東呉証券(601555.SS)が4.40%高、招商証券(600999.SS)が2.97%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が4.86%高。上海市場の値上がり銘柄は4割弱にとどまり、下落銘柄の方が多かったが、大型株に支えられ、上海総合指数はわずかに上昇した。深セン市場の上昇銘柄は3割あまりにとどまり、5割あまりの銘柄が下落した。様子見ムードが強く、両市場の売買代金は約3週間ぶりに3000億元を下回った。

 上海B株市場は上昇銘柄が4割半だったものの、下落銘柄がわずか3割半だったことで、上海B株指数は小幅に上昇した。資源・エネルギー関連の銘柄が堅調で、山西省国新能源(900913.SS)が上昇率1位の1.99%高だったほか、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が0.60%高。このほか上海市の地場系銘柄の一角が堅調だった。一方、上海宝信ソフト(900926.SS)が下落率3位の0.67%安など、昨日堅調だった主な銘柄が反落した。

 深センB株市場は6割近くの銘柄が下落した。長安汽車(200625.SZ)が0.48%安など、自動車株が続落。一方、昨日の下落率1位だった安徽古井貢酒(200596.SZ)は反発し、本日は0.48%高だった。(中国部・千原)

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