内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【12月2日の香港市場】

2014.12.02 17:56

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.22%高の2万3654.30ポイント、レッドチップ指数は1.32%高の4456.96ポイントと、いずれも4日ぶりに反発。H株指数は大幅に反発し、2.84%高の1万1125.79ポイント。メインボードの売買代金は概算で1044億HKドルとなり、前日に比べわずかに減少した。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金はネットで3億元弱にとどまった。

 前日のニューヨーク市場は、年末商戦が低調なスタートとなったことを嫌気し、ダウ平均が3日ぶりに小反落。外部環境は悪化したものの、香港市場は昨日の大幅安の反動もあり、主要指数は小幅高で始まった。こうしたなか本土市場は朝方から前日終値付近で推移していた上海総合指数が前場で2700ポイントを抜き、その後も上げ幅を拡大。これで香港市場の地合いが大きく改善し、本土系の銘柄を中心に買われた。香港の主要指数は後場の中盤にかけて上げ幅を拡大。H株指数は終値で1万1000ポイントを回復した。商いは活発で、売買代金は2日連続で1000億HKドルを超えた。

 ハンセン指数の構成銘柄は、本土系を中心に幅広く買われた。なかでも保険株が大幅高。平安保険(02318.HK)が6.09%高、中国人寿保険(02628.HK)が5.84%高となり、上昇率1~2位に並んだ。上海市場が年初来高値を更新していることから、運用収益向上が期待されているもようだ。本土系銀行株も堅調。先週木曜日に続いて本日も公開市場操作が見送られ、資金繰り面での安心感が高まったほか、預金準備率の引き下げへの期待感も強まったもようだ。交通銀行(03328.HK)が4.61%高、中国銀行(03988.HK)が4.09%高。金融緩和の思惑を背景に、本土系不動産株も買われ、華潤置地(01109.HK)が3.64%高、中国海外発展(00688.HK)が2.41%高。原油相場の反発を受け、昨日まで大きく調整していた石油株も買い戻された。

 一方、昨日は原油安を背景に唯一の上昇銘柄だった国泰航空(00293.HK)が反落し、本日は下落率3位の1.47%安。マカオのカジノ株も軟調。マカオのカジノ収益が11月も含めて6カ月にわたり前年同月比での減少が続いていることが嫌気された。こうした状況で来年7-9月期にも新しいホテルを開業させるサンズチャイナ(01928.HK)が、下落率1位の2.74%安。減価償却費の増加などが懸念されたもようだ。銀河娯楽(00027.HK)は0.29%安だった。

 そのほかの銘柄では、中原証券(01375.HK)が21.47%高。A株IPO(新規公開)の再申請が当局に受理されたことを好感した。先月28日に上場したばかりの東瀛遊控股(06882.HK)が、10.77%高と大幅に続伸。クリスマス休暇が近づいていることや円安が追い風となっているもようだ。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。