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【12月8日の中国本土市場】

2014.12.08 17:52

 本土市場は主要指数がそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比2.81%高の3020.25ポイント、A株指数が2.82%高の3164.30ポイントと、大幅に5日続伸。B株指数は反発し、0.71%高の281.45ポイント。深セン市場はいずれも反発し、A株指数が0.82%高の1532.69ポイント、B株指数が1.09%高の1015.69ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約7%減少したが、概算で9608億元に上り、歴代2位の高水準。「滬股通」(香港市場から上海市場への注文)の買付限度額の消化率は先週末に比べ低下し、約13%だった。

 上海総合指数は先週にかけて大きく上昇。これを受けて中国証券監督管理委員会(CSRC)が信用取引の委託保証金率を引き上げるよう証券会社に指示したこともあり、投資家心理がやや慎重になったもよう。こうした状況から本日の上海総合指数は低く寄り付いた。朝方は下落率が2%近くに達する場面もあったが、節目の2900ポイントを割ったところで押し目買いが入り、上げに転じた。その後は堅調に推移し、約3年8カ月ぶりに終値で3000ポイントを回復した。上海市場は全体の6割の銘柄が上昇。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が幅広く売られ、5割あまりが下落。上昇銘柄は3割程度にとどまったが、主力株が多く含まれており、深センA株指数を支えた。セクター別では、主力の証券、軍需、銀行、原子力、不動産、石炭、鉄鋼などが買われ、ストップ高も目立った。

 上海B株市場は6割近くの銘柄が上昇した。上海オートメーション器具(900928.SS)は主力事業を産業パーク開発に切り替える資産再編計画を発表し、7カ月ぶりに売買を再開。本日はストップ高となった。港湾株の上昇が目立ち、天津海運(900938.SS)がストップ高だったほか、錦州港務(900952.SS)が2.87%高。また、A株に連れ高する格好で、上海振華重工(900947.SS)が5.30%高、上海外高橋保税区開発(900912.SS)が3.88%高だった。一方、*ST中国紡織機械(900906.SS)が2.15%安となり、2日連続で下落率1位。先週末はストップ高だった中路(900915.SS)は反落し、本日は下落率2位の2.00%安だった。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)は1.63%安と続落した。

 深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄が同数だったが、主力株が堅調だったことから、深センB株指数は上昇率が1%を超えた。港湾株が大幅高となり、深セン赤湾港航(200022.SZ)が上昇率1位の7.83%高。不動産株は反発し、招商局地産控股(200024.SZ)が同2位の7.52%高。一方、酒造株が続落し、安徽古井貢酒(200596.SZ)が2.07%安、張裕葡萄酒(200869.SZ)が0.75%安だった。(中国部・千原)

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