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【12月12日の香港市場】

2014.12.12 17:58

 主要指数はハンセン指数が前日比0.27%安の2万3249.20ポイント、H株指数が0.16%安の1万1236.39ポイントと、小幅に続落した。一方でレッドチップ指数は反発し、0.44%高の4345.16ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約2割減少。概算で768億8700万HKドルまで後退した。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金はネットで約3億1100万元だった。

 前日の米国市場では市場予想を上回る米小売統計を手がかりにダウ平均が下げ止まり、4営業日ぶりに反発。世界的なリスクオフが一服し、本日の香港市場でも朝方は買い戻す動きが目立った。前場のハンセン指数は概ね小高く推移。中央経済工作会議が来年の中国の経済政策に関して構造改革を一段と加速する方針を表明したことなども、政策期待につながった。もっとも、国家統計局が本日発表した統計でも工業生産が伸び悩むなど、中国経済の先行き不透明感は継続。12月のHSCB中国製造業PMI(速報値)の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えることから、積極的に買い進む動きも限られ、後場は売り圧力が一段と強くなる展開。ハンセン指数は前日終値付近で張り付き、小幅安で取引を終えた。

 不動産セクターが概ねしっかり。華潤置地(01109)は先ごろ明らかにした親会社からの資産買収計画が機関投資家などからポジティブに評価されており、1.22%高。民主派デモ収束にともない香港系のデベロッパーも堅調で、信和置業(00083)は2.46%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率2位となった。また、エネルギー関連株は連日売られてきたが、本日は一角が反発。天然ガス販売の崑崙能源(00135)は2.74%高で、前日の構成銘柄の下落率1位から一転、上昇率1位で引けた。国有資本が中心となる道路会社で、民間資本の活用を含む改革プランが発表されると伝わり、四川高速道路(00107)が8.69%高、安徽高速道路(00995)が5.63%高、深セン高速道路(00548)が3.46%高と道路株も買われた。このほか、好調な米国経済を好感し、外需関連株が総じて堅調。米国を主力市場とする大手商社の利豊(00494)が1.41%高。輸出比率が高いTCL多媒体(01070)、TCL通訊(02618)もそれぞれ5.45%高、2.58%高と買われた。

 一方で、婦人靴販売大手の百麗国際(01880)が3.29%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。直近の既存店売上高の縮小が嫌気された。康師傅(00322)が同2位の2.40%安、中国旺旺(00151)が同3位の1.37%安、統一企業中国(00220)が1.58%安と、台湾系の食品大手がそろって下落。内需セクターが全般的にさえなかった。さらに前日急騰した航空株が利益確定売りに押される展開。中国東方航空(00670)が4.19%安、中国国際航空(00753)が3.38%安、中国南方航空(01055)が2.84%安と、航空大手三社がそろって反落した。(中国部・畦田)
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