内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【12月26日の中国本土市場】

2014.12.26 17:27

 主要指数はそろって続伸。上海市場は上海総合指数が前日比2.76%高の3157.60ポイント、A株指数が2.77%高の3308.39ポイントと、大幅に続伸した。B株指数は3日続伸し、1.01%高の289.60ポイント。深セン市場はA株指数が同じく3日続伸し、1.04%高の1504.18ポイント。B株指数は小幅に続伸し、0.46%高の1009.25ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約25%増加。概算で7100億元に達し、4営業日ぶりに7000億元を超える大商いだった。なお、本日は香港市場の休場にともない、「滬股通」(香港市場から上海市場への注文)の取り次ぎはなかった。

 週末の上海市場は約6割の銘柄が上昇。上海総合指数は朝方こそ前日終値付近でもみ合ったが、その後はジリ高となり、3100ポイントを回復して前引け。後場も上げ幅を広げ、年初来高値を更新した。決算期末を控え企業業績の改善が織り込まれた。特に大幅増益が見込まれる証券株は中信証券'A'(600030.SS)、西南証券(600369.SS)、招商証券(600999.SS)などがストップ高。ノンバンクのインターバンク預金が預金準備の対象から外れることが伝わり、金融緩和の期待感が再燃すると、興業銀行(601166.SS)が3.86%、浦東発展銀行(600000.SS)が3.64%高と銀行株が買われた。

上海自由貿易区のエリア拡張の可能性が高まり、上海金橋輸出加工区開発'A'(600639.SS)、上海外高橋保税区開発'A'(600648.SS)、上海陸家嘴金融貿易区開発'A'(600663.SS)など、地場系のデベロッパーが大幅高。来年は不動産引き締めの緩和が進むとの見方から、北京城建投資(600266.SS)がストップ高で引けるなど、上海以外のデベロッパーも堅調だった。一方で引き続き相場の過熱感も意識され、中小型株が多い深セン市場の値上がり銘柄は約4割にとどまった。

 上海B株は約6割の銘柄が上昇。上海自由貿易区のエリア拡大の期待感を背景に、B株でも関連銘柄が買われた。上海金橋輸出加工区開発(900911.SS)が8.47%高、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が5.12%高、上海錦江国際実業投資(900914.SS)が3.75%高、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が3.67%高など、地場系の不動産株やサービス株などが上昇率の上位に並んだ。一方で大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)は石炭価格の低迷を受け、1.25%安。指数の上げ幅を縮めた。

 深センB株は約5割の銘柄が値上がり。設立準備中の広東自由貿易区の青写真が明らかとなり、地場系港湾会社の深セン赤湾港航(200022.SZ)が4.34%高で上昇率1位。招商局地産控股(200024.SZ)が3.68%高、深セン特区不動産(200029.SZ)が1.11%高など、地場系の不動産株も物色された。(中国部・畦田)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。