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【1月5日の中国本土市場】

2015.01.05 17:47

 今年最初の取引日は主要指数そろって上昇。上海市場は上海総合指数が3.58%高の3350.51ポイント、A株指数が3.58%高の3511.04ポイントと、大幅に続伸した。B株指数は3日続伸し、1.35%高の294.68ポイント。深セン市場はA株指数が続伸し、1.52%高の1501.04ポイント。B株指数は大幅に6日続伸し、2.10%高の1050.46ポイント。両市場の売買代金は前営業日に比べ約28%増加し、概算で8277億元に上った。「滬股通」(香港市場から上海市場への注文)の売買代金はネットで46億8900万元に上り、消化率は37%に達した。

 上海総合指数は高く寄り付き、一本調子で上げ幅を拡大した。3300ポイントを回復して前場を終了。後場で一段高となり、約5年ぶりに終値を3300ポイントに乗せた。年明けから商いは活発で、売買代金は3営業日ぶりに8000億元を超えた。主力銘柄を中心に買われ、上海市場の上昇銘柄は全体の7割半に上った。一方、深セン市場の上昇銘柄は5割半にとどまった。

 石炭資源税が昨年12月から従価制に切り替わり、各地の税率が低水準に抑えられたことが明らかとなり、石炭株が大幅高。永泰エナジー(600157.SS)、陝西煤業(601225.SS)、山煤国際エナジー(600546.SS)、大同煤業(601001.SS)、陽泉煤業(600348.SS)、ヤン州煤業'A'(600188.SS)などがストップ高となった。石炭の減産、輸入関税の引き上げ、輸出関税の引き下げなど、一連の炭鉱会社支援策も追い風となった。

 時価総額の大きな二大石油会社の中国石油天然気'A'(601857.SS)と中国石油化工'A'(600028.SS)もストップ高。二大石油会社の所有制改革が今年は大きく進展すると大手証券紙が報道し、これが材料視された。中国南車'A'(601766.SS)と中国北車'A'(601299.SS)は合併計画が好感され、いずれもストップ高。洛陽玻璃'A'(600876.SS)は半年ぶりに株式の売買を再開。筆頭株主との資産交換で超薄型ガラスに特化する計画を発表し、これを材料にストップ高となった。

 上海B株市場は上昇銘柄が9割に達した。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が上昇率2位の5.65%高となり、上海B株指数の上げ幅拡大に寄与した。深セン市場の上昇銘柄は6割程度だったが、主力の酒造株、不動産株、自動車株がそろって大幅高となり、深センB株指数の上げ幅を広げた。(中国部・千原)

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