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【1月6日の香港市場】

2015.01.06 18:22

 主要指数はいずれも続落。ハンセン指数は前日比0.99%安の2万3485.41ポイント、レッドチップ指数は1.00%安の4394.08ポイントに後退したほか、H株指数は1.76%安の1万1990.79ポイントと大幅に下落した。メインボードの売買代金は概算で1147億4500万HKドルに達し、前日比で約3%増加。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金はネットで約9億6800万元だった。

 原油の供給過剰感が一段と強まり、前日のニューヨークWTI原油先物は一時的に節目の50ドルを割り込む事態に。また、ギリシャのユーロ圏離脱や欧州のデフレへの警戒感も投資家の間で広く意識された。こうした状況が世界的なリスクオフにつながり、前日の欧米株式市場は大幅に調整。本日の香港市場もこの流れに逆らえず、主要指数は安く寄り付いた。その後も利食い売りに押され、指数はマイナス圏で低迷。堅調なA株市場の値動きも支援材料とはならず、H株指数は3日ぶりに1万2000ポイントを割り込んだ。レッドチップ指数も同じく3日ぶりに4400ポイントを下回っている。

 原油相場の50ドル割れが嫌気され、中国海洋石油(00883.HK)が3.19%安、中国石油天然気(00857.HK)が2.40%安、中国石油化工(00386.HK)が1.88%安と、三大石油株が相場の下げを主導。中海油田服務(02883.HK)が5.00%安など、主だったエネルギー・資源関連株が値下がりした。このほか、マカオのカジノ株が続落した。投資評価を引き下げる証券会社が相次いでおり、銀河娯楽(00027.HK)が4.32%安、サンズチャイナ(01928.HK)が3.48%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1、2位。

 さらに足元で堅調だったセクター・銘柄に利食い売りが目立った。鉄道設備大手の中国南車(01766.HK)と中国北車(06199.HK)は合併計画を手がかりに上昇してきたが、昨日からの調整が本日はさらに加速し、いずれも10%ほど下落。これを受けインフラ建設関連株も連れ安し、中国交通建設(01800.HK)が3.45%安、中国中鉄(00390.HK)が3.09%安、中国鉄建(01186.HK)が0.39%安と、インフラ建設の大手3社が売られた。欧州リスクが株価に織り込まれ、外需関連株が幅広く調整。輸出比率が高い家電大手のTCL多媒体(01070.HK)とTCL通訊(02618.HK)がそろって下落した。

 一方で復星医薬(02196.HK)が4.21%高としっかり。20年までの5年間で総額50億元を研究開発に投じると発表し、中長期的な成長期待が高まった。同じセクターの四環医薬(00460.HK)は企業買収の計画を明らかにし、1.18%高。風力発電会社の中国風電集団(00182.HK)は大幅増益見通しを手がかりに3.33%高と堅調だった。このほか、IT大手のテンセント(00700.HK)が逆行高となり、5.72%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。大手投資銀行による投資判断の上方修正などが好感された。(中国部・畦田)

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