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【1月7日の中国本土市場】

2015.01.07 17:50

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.67%高の3373.95ポイント、A株指数が0.67%高の3535.68ポイントと、4日続伸した。B株指数は反発し、0.43%高の294.90ポイント。深セン市場はA株指数が4日ぶりに反落し、0.26%安の1522.58ポイント。B株指数は8日ぶりに小反落し、0.08%安の1061.07ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約19%減少し、概算で6653億元にとどまった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金はネットで17億5300万元にとどまり、消化率は14%に低下した。

 昨日に続いて上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。特段の材料もなく、売買代金は3営業日ぶりに8000億元を割り込んだ。上海市場は下落銘柄の方が多かったが、主力の二大石油株、保険株、証券株、非鉄金属株が堅調だったことから、上海総合指数は前日比プラスで引けた。一方、深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」を中心に、5割半の銘柄が下落した。

 吸収合併や事業再編を材料に、中国南車'A'(601766.SS)、中国北車'A'(601299.SS)、洛陽玻璃'A'(600876.SS)が連日のストップ高。原発設備メーカーも大幅高となり、上海電気'A'(601727.SS)、東方電気'A'(600875.SS)がストップ高。昨年末に開かれた全国エネルギー作業会議で、原発の安全な発展が今年の重点に決まったことが明らかとなり、これが材料視された。好業績期待から、華泰証券(601688.SS)が8.25%高など、証券株も堅調。売買代金の急増を背景に、12月の証券各社の業績が前月比で大幅に伸び、株価の上昇余地も広がったと、華泰証券は予想しているという。一方で昨日は堅調だった水道、軍需などの銘柄が下落した。時価総額の大きな銀行株も幅広く売られた。

 上海B株市場は6割半の銘柄が上昇した。丹化化工(900921.SS)はA株増資で最大19億元あまりを調達すると発表し、ストップ高。ギリシャのユーロ圏離脱懸念を背景に金相場が上昇したことを受け、老鳳祥(900905.SS)が1.73%高だった。深センB株市場は下落銘柄の数がわずかに多かった。原油相場の下落を受け、南山電力(200037.SZ)が燃料安への期待から上昇率1位の9.45%高。昨日まで続伸した自動車株はいずれも反落し、長安汽車(200625.SZ)が0.42%安、江鈴自動車(200550.SZ)が0.08%安だった。(中国部・千原)

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