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【1月9日の中国本土市場】

2015.01.09 17:54

 主要指数はまちまち。上海市場はいずれも小幅に続落し、上海総合指数が前日比0.24%安の3285.41ポイント、A株指数が0.24%安の3442.66ポイント、B株指数が0.13%安の292.79ポイント。深セン市場はA株指数が3日続落し、0.58%安の1507.14ポイント。B株指数は続伸し、0.61%高の1068.89ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約10%増加し、概算で6845億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金はネットで16億1700万元にとなり、消化率は13%に上昇した。

 上海総合指数は値動きが目まぐるしく、日中値幅が約137ポイントに達した。寄付きから軟調に推移していたが、前引け間際に上げに転じて3300ポイントを回復。昨年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率が1.5%に鈍化したことを受け、金融緩和への期待が膨らんだ。後場に入ると一気に上げ幅を広げ、3400ポイントを回復したが、ここで利益確定売りに押された。このところ堅調だった銘柄を中心に売られ、前日終値を割り込み、終値で3300ポイントを回復できなかった。

 上海市場は全体の7割の銘柄が下落したが、時価総額の大きな銀行株、保険株などが下支えし、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。深セン市場の下落銘柄は全体の6割だった。本日も中国南車'A'(601766.SS)、中国北車'A'(601299.SS)が吸収合併や事業再編を材料にストップ高。昨日まで連日のストップ高だった洛陽玻璃'A'(600876.SS)は利益確定売りに押され、7.83%安だった。国産ソフトウエアの関連銘柄が大幅高となり、中国ソフト(600536.SS)が5.07%高、浪潮ソフト(600756.SS)が4.44%高。一方、最近堅調だった石炭株、原発設備株のほか、二大石油株が軟調だった。

 上海B株市場は下落銘柄の方がわずかに多かった。昨日は堅調だった上海自由貿易区の関連銘柄が売られ、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が1.43%安、上海物資貿易(900927.SS)が0.64%安だった。一方、深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗したが、「深股通」(香港経由の深センA株投資)への期待感から主力銘柄が買われ、深センB株指数は続伸した。張裕葡萄酒(200869.SZ)が3.38%高、招商局地産控股(200024.SZ)が3.24%高となり、上昇率の1~2位に並んだ。昨日まで2日連続で上昇率1位だった南山電力(200037.SZ)は反落し、本日は下落率1位の6.50%安だった。(中国部・千原)

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