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【1月9日の香港市場】

2015.01.09 18:17

 主要指数はいずれも3日続伸。ハンセン指数は前日比0.35%高の2万3919.95ポイント、H株指数は0.47%高の1万2081.24ポイントと小幅ながらも上昇。レッドチップ指数は1.01%高の4513.35ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約2割増加し、概算で1244億400万HKドル。今週はいずれも1000億HKドル台の大商いとなり、本日はその中でも最も多かった。一方で「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金はネットで約8億だった。

 欧州の量的緩和や強い米雇用統計などへの期待感が織り込まれ、前日の米国市場はダウ平均が大幅に続伸。世界的なリスクオフの巻き戻しが続き、週末の香港市場でも買いが先行した。主要指数は大引けまでプラス圏で推移。ハンセン指数は寄り付きで2万4000ポイントを回復した。直近のA株急騰により香港株の値ごろ感が鮮明になってきており、大型株に買いが入った。もっとも高値警戒感も目立ち、上海総合指数が大引けにかけて一気に調整に転じると、香港でも主要指数が上げ幅を縮小。ハンセン指数は大台を維持できなかった。本日発表された中国の物価統計が弱い内容となり、景気先行きの不透明感が意識された。

 4G(第四世代移動通信)規格「FDD-LTE」の全国的なライセンスがまもなく発給されるとの観測が浮上。これを手がかりに本土系通信株が買われると、中国聯合網絡通信(香港)(00762)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる5.26%高、中国移動(00941)が1.54%高で引けた。4G市場の拡大が織り込まれ、富智康集団(02038)が3.87%高、瑞声科技(02018)が3.63%高、中興通訊(00763)が0.33%高と、キャリア以外の関連株も堅調。また、好業績期待から保険株も物色され、中国人寿保険(02628)が1.66%高、中国人民財産保険(02328)が1.07%高と、生保・損保の両最大手がしっかり。弱い物価統計がさらなる金融緩和への期待感を強め、銀行株の一角も買われた。

 こうしたなか、マカオのカジノ株が引き続き低迷。銀河娯楽(00027)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる2.07%安、サンズチャイナ(01928)が0.94%安だった。石炭業界の昨年の業績は厳しいとの見方が主流となっており、ヤン州煤業(01171)が4.95%安、中煤能源(01898)が3.82%安など、大手炭鉱会社が下落。個別では香港系の宝飾品大手である周大福珠宝(01929)が7.81%安と急落した。10-12月期の既存店売上高が大きく落ち込み、失望売りが膨らんだ。同業の六福集団(00590)も2.15%安と連れ安した。(中国部・畦田)
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