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長江実業と和記黄埔、大規模再編を計画

2015.01.13 13:58

 長江実業(00001.HK)と和記黄埔(00013.HK)は9日、香港で登記された両社の大規模再編計画を明らかにした。両グループの不動産事業は、ケイマン諸島登記の長江実業地産有限公司(長江地産)が引き継ぐ。その他の事業については、同じくケイマン諸島登記の長江和記実業有限公司(長江和記)が継承することになるという。

 再編はスキーム・オブ・アレンジメントを通じて実施。長江実業の株主は、保有株1株を長江和記の株式1株と交換することになる。また、和記黄埔の株主は、保有株1株と長江和記の株式0.684株を交換。この株式交換を実施した後、現在の長江実業と和記黄埔の株主は、保有することになる長江和記の株式1株につき長江地産の株式1株を現物配当として受け取ることになる。

 こうした再編を経たうえで、長江和記と長江地産の株式は、新株の発行をともなわない「紹介上場」方式で香港メインボードに上場することになる。長江和記の売買単位は500株を予定している。

 長江実業の2015年1月7日の時価総額は約2920億HKドルだが、2014年6月末の株主資本に比べ約23%、約870億HKドルも割安の状態にある。その原因は長江実業が和記黄埔の株式49.97%を保有するという資本関係にあるとみられる。再編を実施することで、こうした資本関係が解消されれば、こうしたディスカウント状態を抜け出し、実際の価値が解き放たれる見込みと説明している。

 また、不動産とその他に事業が明確に分かれ、それぞれのスケールメリットも向上するほか、配当性向の上昇も期待できるという。

 この再編計画については、株主総会の承認や裁判所の許可が必要。現在のところ2015年上期の再編完了を見込んでいる。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/01/09)

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