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【1月13日の香港市場】

2015.01.13 18:20

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は5日続伸し、前日比0.78%高の2万4215.97ポイント。H株指数は0.38%高の1万2063.02ポイント、レッドチップ指数は0.37%高の4511.92ポイントと、いずれも小反発。メインボードの売買代金は前日に比べ約6%減少し、概算で848億5400万HKドル。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金はネットで約6億2600万元だった。

 前日のニューヨーク市場はダウ平均が続落。原油相場の下落が石油株の重荷となり、投資家心理が悪化した。ハンセン指数は昨日の終値が約1カ月ぶりに2万4000ポイントを回復したが、これで高値警戒感が出たことに加え、外部環境の悪化もあり、低く寄り付いた。だが、昨年12月の中国の貿易統計が輸出入いずれも市場予想に比べ良好だったことから、香港の主要指数は朝方で上げに転じ、その後は堅調に推移した。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われ、バルチック海運指数(BDI)の上昇を受け、招商局国際(00144.HK)が上昇率1位の3.66%高。時価総額の大きな通信株はアナリストのポジティブな評価を受け、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が上昇率3位の3.42%高、中国移動(00941.HK)が同5位の2.68%高。1月のマカオのカジノ収益について、大手投資銀行が見通しを上方修正したことから、銀河娯楽(00027.HK)が同4位の2.69%高、サンズチャイナ(01928.HK)が同6位の2.32%高だった。

 昨日は長江実業(00001.HK)と和記黄埔(00013.HK)が大規模再編計画を背景に10%を超える大幅高。再編計画が株価、財務、配当に与えるポジティブな影響が好感されたほか、香港一の富豪として知られる李嘉誠氏が、重要な両社の登記地を香港からケイマン諸島に移す方針であることから、買い安心感が出たもようだ。ただ、本日は利益確定売りに押され気味となり、いずれも小幅高で引けた。

 一方、本土系不動産株がいずれも軟調で、華潤置地(01109.HK)が下落率1位の3.87%安、中国海外発展(00688.HK)が0.41%安。原油相場の下落を嫌気し、中国海洋石油(00883.HK)が同2位の1.69%安だった。

 そのほかの銘柄では、長城汽車(02333.HK)が4.05%高。今年の販売目標を前年比で16%引き上げたことを引き続き好感した。広州白雲山医薬(00874.HK)はA株の第三者割当増資を発表したが、割当先にアリババ・グループの馬雲(ジャック・マー)主席のファンドが含まれていたことが手がかりとなり、18.76%高だった。莎莎国際(00178.HK)は5.68%安。14年10-12月の販売状況が2009年以来最低の水準となったことが嫌気された。(中国部・千原)

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