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【1月14日の香港市場】

2015.01.14 18:12

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は6日ぶりに反落し、前日比0.42%安の2万4112.60ポイント。H株指数は反落し、0.45%安の1万2008.37ポイント。レッドチップ指数は小幅に続伸し、0.13%高の4517.85ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べわずかに増加し、概算で860億7800万HKドル。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金はわずかに増加し、ネットで約6億7800万元だった。

 前日のニューヨーク市場はダウ平均が3日続落。原油相場の下落が続き、投資家心理が悪化した。外部環境の悪化が続いたものの、香港市場の主要指数は朝方から本土系銀行株などに支えられ、総じて堅調に推移。中国人民銀行(中央銀行)が銀行間市場に総額2800億元の流動性を供給したという報道が材料視された。ただ、上海総合指数が後場で下げに転じると、香港市場の本土系銘柄も追随し、ハンセン指数とH株指数はマイナス圏に沈んだ。レッドチップ指数は不動産株に支えられ、かろうじて前日比プラスで引けた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日は軟調だった本土系不動産株がいずれも反発。中国海外発展(00688.HK)が上昇率1位の2.27%高、華潤置地(01109.HK)が0.23%高だった。本土系通信株は明暗が分かれ、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が続伸し、上昇率2位の1.21%高だった一方、中国移動(00941.HK)は0.92%安と反落した。原油安を好感し、国泰航空(00293.HK)は上昇率3位の1.14%高。聯想集団(00992.HK)はインターネット子会社のスピンオフ上場を検討していると経営トップが発言したことを材料に0.75%高だった。マカオのカジノ株は引き続き今年1月のカジノ収益見通しの上方修正を手がかりに続伸し、サンズチャイナ(01928.HK)が0.40%高、銀河娯楽(00027.HK)が0.12%高だった。

 一方、台湾系食品株が下げ、中国旺旺(00151.HK)が下落率1位の2.10%安、康師傅(00322.HK)が同3位の1.71%安。原油相場の下落を嫌気し、中国海洋石油(00883.HK)が0.76%安と続落。香港系不動産株などの下げも目立った。(中国部・千原)(中国部・千原)

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