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【1月21日の香港市場】

2015.01.21 18:12

 主要指数は大幅に続伸。ハンセン指数は前日比1.67%高の2万4352.58ポイント、H株指数は2.38%高の1万2021.32ポイント、レッドチップ指数は2.37%高の4571.18ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約18%増加し、概算で1042億9200万HKドル。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金はネットで約9億4000万元だった。

 香港市場は本日も買い戻す動きが優勢となり、前場の主要指数は上げ幅を拡大。欧州中央銀行(ECB)や日銀による追加金融緩和の期待感が支援材料となった。その後、日銀による追加金融緩和は見送られたが、後場も本日の高値圏で推移。ハンセン指数は2万4000ポイント、H株指数は1万2000ポイントをいずれも3営業日ぶりに回復した。上海総合指数が約5年ぶりの上昇率を記録するなど、大相場となったA株市場の動きが香港市場でも好感された。中国人民銀行(中央銀行)による流動性供給の観測が伝わったほか、李克強首相がダボスフォーラムでの演説で経済運営に自信を示したことなども材料視された。

 金融緩和を織り込み、本土系の金融・不動産株が引き続き買われた。華潤置地(01109.HK)が4.41%高、平安保険(02318.HK)が3.58%高、中国人寿保険(02628.HK)が3.07%高、交通銀行(03328.HK)が2.93%高、中国銀行(03988.HK)が2.56%高。今週月曜の急落の原因となった証券セクターも昨年の業界全体の純利益が大幅に拡大したことが明らかとなり、昨日に続いて買い戻された。大手の中信証券(06030.HK)が6.00%高、海通証券(06837.HK)が5.40%高。燃油安の長期化観測から、空運・海運株も堅調。中国国際航空(00753.HK)が7.35%高、中国南方航空(01055.HK)が3.79%高、中国東方航空(00670.HK)が3.71%高、中国遠洋控股(01919.HK)が3.53%高、中海発展(01138.HK)が3.11%高。

 このほか、通信最大手の中国移動(00941.HK)が4.02%高で、指数の上昇をけん引。足元の4G(第四世代移動通信)ユーザー数の伸びが好感された。金相場の上昇が続いており、招金砿業(01818.HK)が5.94%高、紫金砿業(02899.HK)が5.00%高など、金鉱株も好調。

本土系銘柄に買い戻しが続いた反面、香港地場系株の一角は軟調だった。太古A(00019.HK)が1.45%安、香港中華煤気(00003.HK)が1.01%安、香港鉄路(00066.HK)が0.59%安、電能実業(00006.HK)が0.32%安など、香港系の主力株がハンセン指数構成銘柄の下落率上位に並んだ。香港の大手アパレル会社であるエスプリ(00330.HK)は12月中間期の減益見通しが嫌気され、3.56%安。インフラ大手の長江基建集団(01038.HK)は増資による希薄化懸念から、0.98%安で引けた。(中国部・畦田)

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