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【1月22日の中国本土市場】

2015.01.22 18:03

 主要指数はまちまち。上海市場はいずれも3日続伸し、上海総合指数が前日比0.59%高の3343.34ポイント、A株指数が0.59%高の3503.56ポイント、B株指数が0.60%高の293.31ポイント。深セン市場はA株指数が3日続伸し、1.19%高の1599.02ポイントだったものの、B株指数は3日ぶりに小反落し、0.20%安の1076.45ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約12%減少し、概算で6962億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金は2億5000万元の買い越しとなり、消化率は2%に低下した。

 上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退。後場に入ると徐々に上げ幅を広げた。上海市場と深セン市場のいずれも上昇銘柄は全体の7割ほど。中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作を通じ、市中に資金を供給したことが追い風となった。軍需関連銘柄の上昇が目立ち、北方ナビ(600435.SS)、中航直昇機(600038.SS)がストップ高だったほか、中航重機(600765.SS)が8.69%高、中国衛星(600118.SS)が8.00%高。国有軍需企業の重役が政府の指示に基づき、構造改革を進めていると発言し、事業再編などへの期待感が膨らんだもようだ。

 非鉄金属株の堅調で、キン科新材料(600255.SS)、洛陽欒川'A'(603993.SS)がストップ高。不動産株も堅調で、上海市天宸(600620.SS)、華業地産(600240.SS)、鳳凰置業(600716.SS)がストップ高。上場不動産企業の増資や再編などについて、国土資源当局の許認可が不要となると情報が引き続き材料視されているもようだ。

 上海B株市場は7割近くの銘柄が上昇。深センB株市場は5割半の銘柄が上昇したものの、下落銘柄に大型株が多く、深センB株指数は小幅安に沈んだ。時価総額の大きな自動車株がそろって下げ、長安汽車(200625.SZ)が下落率2位の1.40%安、江鈴自動車(200550.SZ)が0.33%安だった。(中国部・千原)

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