中国株ニュース 詳細

【2月2日の香港市場】

2015.02.02 18:11

 主要指数はそろって続落した。ハンセン指数は3日続落し、前営業日比0.09%安の2万4484.74ポイント。H株指数は1.20%安の1万1578.30ポイント、レッドチップ指数は0.009%安の4480.24ポイントと、いずれも6日連続で下落した。メインボードの売買代金は概算で851億7500万HKドルとなり、先週末と同水準。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金は約4億6000万元の買い越しだった。

 先週末の米国市場は予想を下回る10-12月期の米GDP成長率を受けて大幅に調整。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は安く寄り付いた。その後は中国本土市場の急落が影響し、大引けまで軟調に推移。A・H重複上場株が足を引っ張り、H株指数は下げ幅を広げた。CFLPが発表した1月の中国のPMIは製造業、非製造業ともに弱い内容。HSBC算出の確定値も速報値をわずかに下回るなど、国内経済の不透明感が広がり、地合いを悪くした。また、A株IPO(新規公開)による需給懸念、腐敗や信用取引規制をめぐる当局による金融業界への引き締め強化なども警戒された。もっとも、金融緩和への期待感もみられ、ハンセン、レッドチップの両指数の下げ幅はわずかだった。

 中国民生銀行(01988)の行長(頭取)が当局からの取り調べを受けていると伝わり、3.06%安。汚職撲滅運動が業界内で強まるとの見方が広がり、本土系金融株が指数の下げを主導した。生保最大手の中国人寿保険(02628)は14年12月本決算での増益見通しを明らかにしたが、すでに織り込み済みとの見方から2.28%安。中国銀河証券(06881)が2.17%安、中国工商銀行(01398)が1.43%安、中国建設銀行(00939)が1.12%安など、主だった銘柄がさえない。メキシコ政府が高速鉄道入札を無期限で延期したと伝わり、鉄道インフラ関連の銘柄が利益確定売りに見舞われた。株洲南車(03898)が7.83%安、中国交通建設(01800)が4.73%安、中国南車(01766)が4.66%安、中国鉄建(01186)が2.80%安。

 また、非鉄最大手の中国アルミ(02600)が巨額の最終赤字を計上する見通しとなり、2.52%安で大引け。鉱業・精錬を含む金属業界全体の業績懸念が広がり、雲錫砿業(00263)が4.08%安、中国稀土(00769)が2.32%安、中国大冶有色金属(00661)が0.70%安などとさえない。他にも石炭大手の中煤能源(01898)が大幅減益見通しを受けて2.57%安。工作機械メーカーの瀋機集団昆明機床(00300)も赤字転落見通しが嫌気されて5.70%安だった。このほか、個別では青果栽培を手がける超大現代農業(00682)が急落して45.45%安。同社は決算発表などを経て、約3年4カ月ぶりの売買再開に至ったが、停止期間中の不祥事、巨額の赤字などを受けてろうばい売りが加速した。

 一方で下げ過ぎ感から中国海洋石油(00883)が0.98%高、中国石油天然気(00857)が0.59%高。足元の景気低迷を受けて金融緩和への期待感が広がり、北京首創置業(02868)が3.93%高、万科企業(02202)が2.36%高、中国海外発展(00688)が1.55%高と、本土系不動産株も堅調だった。また、経営難にあえぐ佳兆業集団(01638)に関してもプロジェクト売却による資金繰りの改善や経営トップの辞任などが伝わり、破たんリスクがやや後退。これも不動産株への買いを後押しした。(中国部・畦田)
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