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【2月3日の中国本土市場】

2015.02.03 18:07

 主要指数はそろって上昇。上海市場はいずれも6日ぶりに反発し、上海総合指数が前日比2.44%高の3204.90ポイント、A株指数が2.45%高の3358.08ポイント、B株指数が0.50%高の290.91ポイント。深セン市場はA株指数が5日ぶりに反発し、2.02%高の1602.14ポイント。B株指数は反発し、0.83%高の1073.33ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約11%増加し、概算で5061億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金は49億5800億元に達し、消化率は39%に上昇した。

 上海総合指数は昨日までの5日続落で約250ポイント下落したことから、本日は自律反発。高く寄り付いた後は前場にかけて上げ幅を縮めたものの、後場に入ると証券、銀行、保険などの主力銘柄が買われ、終値で3200ポイントを回復した。両市場いずれも上昇銘柄が全体の8割近くに上った。商いも活発で、両市場の売買代金は3日ぶりに5000億元を超えた。

 上海市政府が国有企業をめぐる重要会議を週内に開催するとの情報が流れ、関連銘柄が大幅高。飛楽音響(600651.SS)と華貿国際物流(603128.SS)がストップ高だったほか、張江ハイテク(600895.SS)が6.30%高、長江投資(600119.SS)が6.07%高。証券株も軒並み高となり、海通証券'A'(600837.SS)が6.12%高、中信証券'A'(600030.SS)が5.49%高。保険株では中国人寿保険'A'(601628.SS)が9.02%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が6.45%高。原油相場の回復を受け、中国石油天然気'A'(601857.SS)が4.18%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.38%高。時価総額の大きな銀行株も堅調で、上海総合指数の上昇に寄与した。

 上海B株市場は8割半の銘柄が上昇した。上昇率1位は上海宝信ソフト(900926.SS)の2.62%高。工業のデジタル化による「インダストリー4.0」(第4の産業革命)をめぐる討論会を上海市政府が近く開催するとの情報が材料視された。また、米国政府がIT企業に個人情報を監視させていた「プリズム事件」が明るみになって以降、中国では国産ソフトウエアの発展に力を入れており、こうした動きも追い風となっている。このほか上海市の国有企業再編への期待から、地場系銘柄が総じて堅調だった。深センB株市場の上昇銘柄は9割に達した。(中国部・千原)

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