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上海証大、財政部管理下の資産管理会社が筆頭株主に

2015.02.13 10:33

 上海証大(00755.HK)は13日、筆頭株主の戴志康・主席と共同行為者が、合計で74億4363万5000株に上る保有株(現在の発行済み株数の約50.03%)を売却すると発表した。売却先は財政部(財政省)の管理下にある中国東方資産管理公司(COAMC)の100%子会社。売却価格は総額14億8872万7000HKドル、1株あたり0.20HKドル。今回の取引が完了すれば、COAMCが上海証大の筆頭株主となる。筆頭株主となったCOAMCは、未保有の上海証大の株式に対するマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになるという。

 マンダトリー・オファーの提示価格は1株あたり0.20HKドルで、2015年1月21日の終値0.183HKドルを約9.29%上回る。COAMCは上海証大の上場を継続する方針。

 同社によると、筆頭株主は2015年1月26日に62億5363万5000株に上る保有株(約42.03%)を売却する契約を締結。さらに2015年2月7日に15億7100万株(約10.56%)を売却する追加契約を交わしたという。1株あたりの売却価格はいずれも0.20HKドルだった。

 今回の情報開示のため、同社株は2015年1月21日16時14分(日本時間)に売買停止となったが、2015年2月13日に取引を再開する予定。

(同件につきましては、2015年1月28日付「筆頭株主が保有株売却で条件付き契約」をご参照ください)
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/02/13)

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