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【2月16日の香港市場】

2015.02.16 18:33

 主要指数はいずれも小幅に3日続伸。ハンセン指数は前営業日比0.17%高の2万4726.53ポイント、H株指数は0.10%高の1万1934.57ポイント、レッドチップ指数は0.18%高の4627.21ポイント。メインボードの売買代金は概算で512億7500万HKドルだった。先週末に比べ3割近くも減少し、今年初めて600億HKドルを割り込む薄商いだった。なお、本日は旧正月の関係で「港股通」(上海市場からの香港株投資)の取り次ぎはなかった。

 週明けの香港市場は概ね堅調な地合い。主要指数は小動きに終始し、いずれも小幅高で引けた。米国のプレゼンスデーや中国の旧正月連休を控えることから全般的に市場参加者も少なく、様子見ムードが市場を支配。ユーロ圏のGDP上振れ、高水準となった中国の1月の新規貸出高や対中海外直接投資などの好材料がみられたが、一方でギリシャ問題への警戒感も燻り、上値が重い一日となった。

 国際原油相場の続伸を受け、中国海洋石油(00883.HK)が1.09%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.04%高、中国石油化工(00386.HK)が0.32%高と、三大石油株がしっかり。旧正月商戦の盛り上がりを期待し、消費関連株も概ね堅調だった。流通大手の華潤創業(00291.HK)が1.58%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率2位。老恒和醸造(02226.HK)が1.62%高、中国旺旺(00151.HK)が1.22%高、雨潤食品(01068.HK)が1.01%高など、食品セクターが総じて買われた。自動車株も上昇。その中でもエコ自動車に強いBYD(01211.HK)は将来の販売増加や業績改善への期待感が広がり、10.71%高と急伸した。このほか、ユーロ圏GDPを好感し、輸出関連株の一角が堅調。香港の大手商社である利豊(00494.HK)は5.32%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。液晶ディスプレイを輸出する冠捷科技(00903.HK)は2.46%高だった。

 一方で港湾大手の招商局国際(00144.HK)は高値警戒感から反落し、3.04%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。原油安も峠を越したとの観測も出ており、中国国際航空(00753.HK)が3.31%安、中国南方航空(01055.HK)が1.90%安、中国東方航空(00670.HK)が0.83%安など、航空株がさえない。このほか、足元の不良債権の増加傾向が重しとなり、本土系銀行株の一角が軟調。指数の上値を抑えた。招商銀行(03968.HK)は速報ベースで昨年も増益を確保したことを明らかにしたが、ポジティブサプライズに欠き1.43%安と低迷した。(中国部・畦田)

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